コンテンツにスキップする

ECB支援が極めて重要、スペイン危機悪化なら-シティのブイター氏

欧州中央銀行(ECB)はスペ インが資金難に陥った場合、スペイン国債の購入を強化し、同国の金融 システムを下支えせざるを得ない可能性がある。米シティグループのチ ーフエコノミスト、ウィレム・ブイター氏が指摘した。

同氏は29日の顧客向けリポートで、「いったんスペインが救済を 必要とすれば、ECBの支援が極めて重要になるだろう」と予想。スペ インが危機に陥れば、欧州各国の政府によって5月に設立されたユーロ 圏救済基金の規模は「恐らく現在の限度以上に拡大する」との見方を示 した。

スペイン国債相場は29日、ユーロ導入以降で最大の下げとなった。 アイルランド救済策はまとまったものの、ユーロ圏への危機波及の懸念 は払しょくされなかった。ECBによる先週の国債購入規模は、過去2 カ月で最高となったものの、その戦略は、ECBの独立性を揺るがしか ねないとして一部の政策担当者から批判されている。

29日のスペイン10年債利回りは25ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)上昇の5.42%となり、ポルトガル国債の保証コストは 過去最高に達した。スペインのサルガド財務相は28日、同国が支援を 要請する計画はないと言明している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE