コンテンツにスキップする

海江田経財相:景気は足踏み、生産は先行き回復が期待

海江田万里経済財政担当相は30 日午前の閣議後の記者会見で、同日朝発表された鉱工業生産について、 事前予想より落ち込みが少なかったとした上で、国内経済は消費低迷 や物価下落から脱しておらず、景気は足踏み状況にあるとの認識を示 した。

経財相は鉱工業生産に関して、先行きの生産は「回復が期待され ている」とする一方、「まだ全体に消費なども回復していない。物価も 相変わらず下落が続いているので、現在の状況は足踏み状況だと認識 している」と語った。その上で「この足踏み状態から一刻も早く回復 しなければいけない」と強調した。

経済産業省が30日発表した10月の鉱工業指数速報(季節調整済 み、2005年=100)によると、生産指数は前月比1.8%低下の91.1。 前年同月比は4.5%の上昇だった。ブルームバーグ調査の予想中央値 は前月比3.2%低下、前年同月比3.1%上昇だった。

一方、雇用情勢については「厳しい状況だ」とした上で、「若い女 性の雇用が伸びたようだが、相変わらず働き盛りの男性の失業率は高 い」と説明。総務省が30日発表した労働力調査によると、10月の完 全失業率(季節調整済み)は5.1%と、前月から0.1ポイント悪化し、 男女別では、男性が5.4%、女性が4.6%だった。

日本銀行が10月に包括的金融緩和を打ち出して以来、国債などの 市場金利が上昇していることについては、「金利の上昇は世界的な傾向 になっている。それに関連して日本の長期金利も上がった」と指摘。 追加緩和の必要性では、先の包括的緩和策が「どれだけ効果があるの かもう少し注視をしたいと思う」と述べるにとどめた。

--取材協力:乙馬真由美 Editor: Keiichi Yamamura, Norihiko Kosaka, Hitoshi Ozawa

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 伊藤辰雄 Tatsuo Ito +81-3-3201-3655 tito2@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net 東京 Chris Anstey +81-3-3201-7553   canstey@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE