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【個別銘柄】鉄鋼、銀行、ホソミク、中国関連、鳥インフル、LTT

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

鉄鋼株:新日本製鉄(5401)が前日比4.5%安の277円、JFE ホールディングス(5411)が2.6%安の2661円など。みずほ証券は29 日、円高や価格弱含みで2011年3月期業績下振れの可能性に言及、両 社の投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に下げた。 また30日付日本経済新聞朝刊は、鉄鋼大手の11年1-3月期業績は、 鉄鉱石や原料炭など原料価格の上昇が重荷になる、と報道。収益懸念 が業界全体に広がり、東証1部33業種の下落率1位は鉄鋼だった。

大手銀行株:三菱UFJファイナンシャルグループ(8306)が

2.2%安の396円、住友信託銀行(8403)が2.8%安の444円、中央三 井信託銀行(8309)が2.3%安の295円など。クレディ・スイス証券 は29日、これら3社とみずほフィナンシャルグループ(8411)の投資 判断を「買い」から「中立」に下げた。バリュエーション方法の変更 により、目標株価に対する上昇余地の限定的になったという。

地銀株:東証1部の下落率上位では千葉興業銀行(8337)が6.5% 安の429円、みちのく銀行(8351)は6.3%安の150円、名古屋銀行 (8522)が5.5%安の239円など。ドイツ証券では29日付の投資家向 けリポートで、横浜銀行など調査対象とする地銀7行の4-9月(上 期)決算を総括。債券関係損益を除くコア業務純益の減少を与信費用 の低下で補い、増益となったが、主要大手行に比べ純利益の進ちょく 率が低く、下期に業績予想が上方修正される可能性は低いとした。

ホソカワミクロン(6277):10%高の334円。日清製粉グループ (2002)が、ホソミクロの発行済株式総数の5.8%に当たる250万株 をユノインターナショナルから買い取る、と29日に発表。また、同

2.4%に当たる103万株を日清粉G連結子会社の日清エンジニアリン グがユノ社から取得する。日清エンジとホソミクロは今後、粉体機器 事業やプラントエンジニアリング事業での協力関係の構築について協 議していくため、シナジー効果を見込む買いが膨らんだ。

鳥インフルエンザ関連株:マスクなどを製造するダイワボウホー ルディングス(3107)が5%高の231円、シキボウ(3109)が2.6% 高の118円、除菌製品などを扱う大幸薬品(4574)が4.8%高の1275 円など。島根県は29日、同県安来市の養鶏農家で高病原性鳥インフル エンザの疑いが強い事例が発生したと発表。同県、農林水産省は防疫 対策本部の設置などに動くが、今後感染が拡大した場合の関連製品需 要を見込む動きが活発になった。

中国関連株:建機大手のコマツ(6301)が2.4%安の2318円、日 立建機(6305)が3.1%安の1908円、海運大手の商船三井(9104)が

2.5%安の575円など中国経済との関係性が深い銘柄群が午後の取引 で下落基調を強めた。あすの製造業購買担当者指数(PMI、11月分) の発表を前に、過熱経済の抑制策発動への懸念で中国株が一時急落し たため、直近で戻っていたこれら銘柄を売る動きが広がった。

任天堂(7974):3.4%高の2万2730円。米国での年末商戦の目安 とされるブラックフライデーの週(21-27日)にゲーム機150万台を 同国で販売した、と30日に発表。同商戦最初の週の買い物客の平均支 出額が増えた中で、今後の販売上積みを見込む買いが優勢になった。

タクトホーム(8915):12%高の7万9800円。10年6-11月期の 単独営業利益は従来予想を14億円程度上回り、前年同期比2.2倍の 40億円になりそう、と30日付の日経新聞朝刊が報道。低金利などの 恩恵で、戸建て分譲住宅の販売等数が計画を上回るという。

クレスコ(4674):7.7%高の448円。発行済株式総数の3.8%に当 たる50万株、金額で2億5000万円を上限に自社株を取得すると前日 発表。取得時期は11月30日から11年5月31日で、今後の需給好転 を見込む買いが優勢になった。

フォーサイド・ドット・コム(2330):5%安の4060円。事業ポ ートフォリオの組み替えの一環で電子書籍事業に関連しない資産を資 金化するため、保有する創通(3711)株式10万株すべてを売却するこ とを決めた。これにより投資有価証券売却損が発生、特別損失計上の ため10年12月期の連結純利益が従来予想を20%下回る5億6000万 円になりそう、と午前の取引終了後に発表し、その後売られた。

富士通ゼネラル(6755):9.9%高の445円。エアコン市場の堅調さ などから、JPモルガン証券では今期(2011年3月期)業績は会社計 画比で大幅な上振れの可能性があると指摘、目標株価を従来の650円 から720円に引き上げた。

北陸電気工業(6989):1.9%安の156円。人員削減と固定資産処分 にかかる特別損失、関係会社株式評価損などを計上する関係で、同社 は29日に11年3月期の連結純利益予想を従来計画比39%減の8億 5000万円に減額修正した。前期との比較では2.2倍。

カナモト(9678):1.1%高の443円。10年10月期の連結営業利 益は26億円と、従来計画を17%上回ったもようと29日に発表。レン タル単価の下落傾向で下期収益の減少を見込んでいたが、効率的稼働 に努め、減収幅が想定を下回った効果が出た。貸倒債権の発生も想定 以上に縮小した。

小糸製作所(7276):1.8%高の1203円。ドイツ証券は29日付で、 投資判断を新規に「買い」に設定した。今後12カ月間の目標株価は 1600円。コア事業の自動車照明で、高付加価値製品の売上高構成比が 中期的に高まると見るほか、株価水準の割安さを評価する。

太陽誘電(6976):2.4%安の1113円。独立系調査会社のティー・ アイ・ダブリューは29日、投資判断を従来の「中立プラス」から「中 立」に引き下げた。

LTTバイオファーマ(4566):16%高の1万9800円。中国の北 京泰德制药股份有限公司と、新たなDDS(薬物送達システム)製剤 の研究開発を共同で行う契約を締結したため、今後の連携効果を見込 む買い注文が膨らんだ。

西部ガス(9536):6.9%高の204円、一時202円と52週安値を更 新した。11年1月のガス料金単価を10年12月に比べ、標準家庭月額 (月当たり23立法メートル)を消費税込みで22円引き下げると29 日に発表。収益性の低下を懸念する売りが広がった。同35円下げる東 邦ガス(9533)も1%安の396円。

油研工業(6393):1.2%高の169円。台湾子会社の増収が寄与し、 11年3月期にアジア事業の営業利益が前期比2倍強の11億円で過去 最高になる見通し、と30日付の日経新聞朝刊が報じた。

ヨコレイ(2874):1.5%安の531円。6月に公表していた100% 連結子会社が一部取引先と不適切な取引(産地偽装)を行っていたこ とに関連し、元営業担当常務(6月17日付で解任)が不正競争防止法 違反の疑いできょう逮捕された、と30日午後2時に発表。尾を引く同 問題の影響を懸念する売りに押され、午後の取引で下げた。

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