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米AIG:30日にも起債へ、公的資金受け入れ以来で初

米保険会社アメリカン・イン ターナショナル・グループ(AIG)は、2年前に米政府から公的 資金を受け入れて以来で初となる起債を計画している。早ければ30 日に実施する。

同計画に詳しい関係者の1人によれば、AIGは2014年1月 と20年12月に償還を迎える証券を発行する可能性がある。条件が 設定されていないことを理由に匿名を条件に明らかにした。AIG は当局に30日提出した資料で、起債を通じて通常業務の資金を調 達する。発行や償還の時期については触れていない。

米調査会社アイト・グループのシニアアナリスト、クラーク・ トロイ氏は「AIGの継続的な返済能力、さらに存続可能な企業と しての実現性に対する信頼は高まっている」と指摘した。

アイルランドの債務危機が欧州全体に拡大し、世界の経済成長 を損ねるとの懸念が高まる中、起債数は減少しているものの、AI Gのロバート・ベンモシュ最高経営責任者(CEO)は、社債市場 での資金調達を目指している。AIG社債の保証コストは年初来で は低下しているが、今月に入ってからは上昇している。

ベンモシュCEOは9月30日、公的資金を返済し、企業の独 立性を取り戻す方針を明らかにした。AIGは資産売却のほか、財 務省保有の491億ドル(約4兆1040億円)相当の優先株を来年 3月末までに普通株に転換し、さらにこれを売却することで、米連 邦準備制度理事会(FRB)の融資枠を通じた債務の返済を見込ん でいる。

ブルームバーグのデータによれば、AIGの前回起債は08年 8月で、32億5000万ドルを調達した。

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