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欧州株:8週ぶり安値、アイルランド救済でも懸念続く-銀行株安い

欧州株式相場は8週間ぶり安 値に落ち込んだ。アイルランド救済合意で域内のソブリン債危機へ の投資家の懸念を払拭(ふっしょく)できていないことが背景にあ る。

サンタンデール銀行やインテーザ・サンパオロを中心にスペイ ンとイタリアの株式が総じて安い。両国の国債相場が急落したこと が嫌気された。デンマークの風力発電タービンメーカー、ヴェスタ ス・ウインド・システムズも下げた。エクサーヌBNPパリバが同銘 柄の投資判断を売りに指定したことがきっかけ。

一方、アイルランド銀行は16%の大幅高。欧州連合(EU)財 務相が、アイルランド向けに850億ユーロの支援策で合意したこと が好感された。

ストックス欧州600指数は前週末比1.7%安の262.16と、 10月5日以来の安値で引けた。同指数は前週まで3週続落している。

ドイツ銀行の世界戦略責任者、ジム・リード氏は電子メールで、 「ソブリン債問題がギリシャやアイルランド、恐らくポルトガルで 止まったと考えるかどうかは、これが西側の金融市場全体の問題と 捉えるのか、あるいは各国独自の過度の借入問題と考えるかによる」 と説明。「スペイン自体に問題はないかもしれないが、レバレッジ 解消のトレンドの中で次の標的となる国の1つとなる公算がある」 との見方を示した。

29日の西欧市場では、18カ国すべてで主要株価指数が下落。 スペインのIBEX35指数は2.3%下げ、イタリアンのFTS E・MIB指数は2.7%安と、3カ月で最大の値下げとなった。

スペイン10年債相場はユーロ導入以後で最大の下げとなった ほか、アイルランド国債は救済案発表後も軟調だった。イタリア国 債のドイツ国債に対するスプレッド(上乗せ利回り)はユーロ導入 以降の最大となったほか、ベルギー国債も下げた。

サンタンデール銀は2.7%安。7月28日以降の下落率は29% となった。インテーザは4.1%下落した。

ヴェスタスは5.1%下げた。エクサーヌは同銘柄の投資判断を 「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。

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