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欧州債:スペイン国債、ユーロ導入後で最大の下げ-危機懸念は消えず

欧州債市場でスペイン10年国 債相場がユーロ導入以降で最大の下げとなった。ユーロ圏の他の高債 務国の国債も総じて安い。アイルランド救済パッケージで合意が成立 したものの、財政危機拡大への懸念は払拭(ふっしょく)されていな い。

スペインとイタリアの10年債のドイツ債に対するプレミアム(上 乗せ利回り)はユーロ導入後の最大を記録した。アイルランド国債は、 850億ユーロ(約9兆4000億円)の救済合意後も下げた。イタリア とベルギーの国債は、両国が実施した入札で借り入れコストが上昇し たことから軟調となった。

ロイズTSBコーポレート・バンク(ロンドン)の市場ストラテ ジー責任者、チャールズ・ディーベル氏は、「信頼感の欠如が全面的 に広がったことが問題だ。政策担当者は頭を抱えているだろう」と語 った。

ロンドン時間午後4時半現在、スペイン10年債利回りは前週末比 26ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.48%と、 2002年以来の高水準。同国債(表面利率4.85%、2020年10月償 還)価格は1.91ポイント下げ95.28。ドイツ債との利回り格差はユ ーロ導入後で最大の273bpに達した。

イタリア10年債利回りは21bp上昇の4.64%。アイルランド 10年債利回りは12bp上げ9.47%。CMAのデータによると、ポル トガルとスペインの国債のデフォルト(債務不履行)に対する保証コ ストは過去最高水準に上昇した。

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