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グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場 の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇し、ハンセン指数が約1週間ぶりの大幅高 となった。中国が金融政策を引き締め、世界的な成長が鈍化するとの 懸念があったものの、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)が アイルランドへの支援で合意に達したことが好感された。

世界最大の小売業、米ウォルマート・ストアーズなどへの納品 業者で最大手のリー・アンド・フォン(利豊、494 HK)は4.7%高。 米感謝祭の週末の米小売売上高が増加したのを受けた。時価総額で中 国最大の石油・ガス生産会社、ペトロチャイナ(中国石油、857 HK) は3.1%高。パイプライン部門の株式売却計画を明らかにしたのが好 感された。

インターネット会社のテンセント・ホールディングス(騰訊、 700 HK)は3.5%高。同社は外部ウェブサイトへのリンクを顧客に 提供すると伝えた英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道が手 掛かり。中国建設銀行(939 HK)も高い。

メーンファースト・セキュリティーズ香港のセールストレーダ ー、アンドルー・サリバン氏は、「欧州と中国に対する懸念は根強い。 この日の上昇を受けて、多くの人が空売りポジションを手仕舞った可 能性がある。今週は多くの米経済指標が発表される。最近の米指標は さほど悪くない」と語った。

ハンセン指数の終値は前週末比288.97ポイント(1.3%)高 の23166.22と、18日以来の大幅な上昇率。取引時間中は一時

0.4%安まで下がる場面があった。ハンセン中国企業株(H株)指数 は前週末比1%高の12888.27。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。上海総合指数は2営業日連続の下げとなっ た。インフレ抑制に向けた一段の金融政策の引き締めが、同国の経済 成長を鈍化させるとの観測が響いた。

中国工商銀行(601398 CH)は0.7%安。中国の監督当局は新 たな基準作りを完了させるため、銀行から集計したデータを精査して いると、中国紙、経済観察報が報じた。銅価格の下落を受け、銅生産 中国最大手の江西銅業(600362 CH)は2.2%安。中国石炭最大手 の中国神華能源(601088 CH)も安い。

一方、医薬品や医療機器の製造を手掛ける上海復星医薬(集団) (600196 CH)の主導でヘルスケアや生活必需品関連株は上昇。こ れらの業界は金融引き締めの影響を受けにくいとの観測が支えになっ た。酒造メーカーの貴州茅台酒(600519 CH)が高い。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動 する上海総合指数は、前週末比5.34ポイント(0.2%)安の

2866.36で取引終了。26日は0.9%安だった。上海、深セン両証取 のA株に連動するCSI300指数は前週末比0.2%安の3190.05。

大衆保険のファンドマネジャー、呉侃氏(上海在勤)は「利上 げなど金融引き締めの観測を背景に、投資家は依然慎重だ」と指摘。 「下落圧力を伴った相場の変動が続くだろう」との見通しを示した。

【インド株式市況】

インド株式相場は上昇。センセックス30種株価指数の前週末ま での4日続落は景気見通しとの比較で行き過ぎとの見方が広がり反発 した。

時価総額でインド最大の企業、リライアンス・インダストリーズ は6カ月余りで最大の上げとなった。製薬メーカーのランバクシー・ ラボラトリーズは1カ月ぶり大幅高。米国特許が切れたエーザイのア ルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」のジェネリック(後発医 薬品)について、米国での販売許可を取得したとファーマジア・ニュ ーズが27日に報じたことが手掛かり。

ブルームバーグがエコノミスト30人を対象にまとめた調査の中 央値によると、インド政府が29日発表する同国の7-9月(第3四 半期)経済成長率は8%を超えたとみられている。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種は前週末比268.49ポ イント(1.4%)高の19405.10で終了。リライアンス(RIL IN) は3.8%高の998.40ルピー、ランバクシー(RBXY IN)も3.8% 上げ566.75ルピーで引けた。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比20.2ポイント(0.4%)高の

4618.5。

【韓国株式市況】

韓国金融市場で、通貨ウォンがドルに対して上昇。輸出企業がウ ォン安を利用して、海外での利益をウォンに転換しているとの見方が 広がった。

株式相場は続落。韓国総合株価指数は前週末比6.26ポイント (0.3%)安の1895.54で終了した。国債相場は2週間ぶりの大幅 高となった。尹増鉉企画財政相は29日、金融市場は北朝鮮による砲 撃に伴うショックの大部分を吸収したと述べた。

ブルームバーグの集計データによると、ウォンはソウル時間午後 3時(日本時間同じ)現在、前週末比0.6%高の1ドル=1152.46 ウォンを付けた。一時は0.4%安の1164ウォンとなる場面もあった。 北朝鮮が23日に韓国の延坪島(ヨンピョンド)を砲撃したことを受 け、24日には1172.50ウォンと、9月9日以来の安値を付けてい た。

韓国国債相場は5営業日続伸。利回りはここ1カ月余りでの最 低となった。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比55.02ポイント(0.7%)高の8367.17。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比0.13ポイント高の3158.21。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前週末比3.90ポ イント(0.3%)高の1495.95。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比17.29ポイント(1.7%)高の1009.00。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比11.86ポイント(0.3%)安の

3630.64。

【フィリピン株式市況】

29日のフィリピン株式市場はボニファショ誕生記念日のため休 場。取引は30日に再開される。

Editor: Akiyo Kinoshita

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