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ECBのノワイエ氏:ユーロ圏はシステミック危機との見方を否定

欧州中央銀行(ECB)政策委員 会メンバー、フランス銀行(中央銀行)のノワイエ総裁は29日、ユー ロ圏がシステミック危機を経験しているとの見方を否定するとともに、 アイルランドの混乱が波及するリスクは小さいとの認識を示し、ユー ロは「非常に成功している」と述べた。

来日中のノワイエ総裁は都内で記者団に対し、現在の問題を欧州 全体に一般化するのは「ナンセンス」だと指摘。アイルランドは不動 産市場のバブル崩壊の後遺症に対処し、ギリシャは債務の誤った管理 に伴う結果に対応しているが、スペインは既に小規模銀行の問題に取 り組んでおり「信頼できる手に委ねられている」との認識を示した。

同総裁はまた、「非伝統的措置は必要とされる限り継続される」と 発言した。ECBは5月、銀行向け緊急融資の延長と初の国債買い取 りに合意した。事情に詳しい関係者4人によると、ECBは11月26 日にポルトガル国債を購入した。HSBCホールディングスの欧州担 当チーフエコノミスト、ジャネット・ヘンリー氏によると、当局はス ペインやポルトガルの銀行向け支援を拡大する可能性が高く、債券買 い取りプログラムを最終的にはスペインの証券にも適用する可能性が ある。

ノワイエ総裁はスペインの問題について、アイルランドと同じよ うな大きさではないとし、「ポルトガルでは状況が計画通り改善しつつ ある」との見解を示した。

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