コンテンツにスキップする

資金流出阻止狙う米投信業界、専門家ネットワークとの関係が悪影響も

投資信託会社は、インサイダー 取引捜査の一環で取り調べを受けている専門家向けネットワークと 関係があることで、3年に及ぶ株式ファンドの資金流出に歯止めをか ける取り組みが損なわれる恐れがある。

ジャナス・キャピタル・グループとウェリントン・マネジメント などは先週、ヘッジファンドや投信会社を巻き込んだインサイダー取 引捜査の一環で情報提出の要請を受けた。どの企業も不正行為は指摘 されていない。

投資各社が2009年初め以降で米株式ファンドから900億ドル(約 7兆5700億円)が流出している状況を打開しようとする中で、今回 の捜査が進んでいる。投信業界が前回、当局側と対立したのは03- 04年の一連の取引不祥事。ジャナスやバンク・オブ・アメリカ(B OA)、MFSなど12社以上の企業が30億ドル余りの課徴金処分を 受けたほか、業界がその打撃から立ち直るのに数年かかった。

ファンド会社コンサルタントのバートン・グリーンワールド氏 (フィラデルフィア在勤)は「その不祥事で評判が傷つき、回復に長 い時間が必要だった」とした上で、「人々の資金や貯蓄を扱う業界で は評判は極めて重要だ」と述べた。

MFSとウェリントンは共に、資産運用会社に調査情報を提供す るオレゴン州ポートランドのブロードバンド・リサーチの顧客だった。 同社の創業者、ジョン・キヌカン氏は捜査の一環で連邦当局の聴取を 受けている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE