コンテンツにスキップする

英マーシャルのファンド、シティと中国保険株の保有増

英資産運用会社のマーシャル・ウ ェイスが運用する2つのグローバル金融ファンドは、インドの銀行株の 上昇を見込んだ投資を減らす一方、米銀シティグループと中国保険株の 保有を増やしている。ポール・マーシャル、イアン・ウェイス両氏が創 設した同社では、欧州債務危機は拡大すると予想している。

同社の香港在勤マネジャー、アミット・ラジパル氏(37)によれ ば、「マーシャル・ウェイス・グローバル・フィナンシャルズ・エマー ジング・グロース・ファンド」は、今年1-10月に18%のリターン獲 得に貢献したインドの銀行株について、買いと売りの持ち高を差し引き ゼロに引き下げた。調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)が算 出するHFRファンド加重平均総合指数の同期間のリターンは7%。

ギリシャとアイルランドが欧州連合(EU)に救済支援を要請した ことを受け、欧州債務危機がポルトガルやスペインに波及する恐れがあ るなか、マーシャル・ウェイスの金融ファンドは運用ポジションを変更 している。危機の拡大は、経常収支赤字の穴埋めを資本流入に頼るイン ドやブラジル、オーストラリアを含む国々の株価に悪影響を及ぼしかね ないとラジパル氏はみている。

モルガン・スタンレーのグローバル調査チームで責任者を務めたラ ジパル氏はインタビューで、「リスク回避姿勢が強まった環境では、資 本移動は制限され影響を受ける」と指摘。「ブラジル株は調整に向けて 機が熟した。短期的にはインドもストレスに直面するだろう」と語った。

同氏はシティの株価について、米政府が保有する残り12%の同行 株の売却完了に伴い今後半年で50%上昇する可能性があると予想して いる。同社のマージング・グロース・ファンドと「マーシャル・ウェイ ス・グローバル・フィナンシャルズ・マーケット・ニュートラル・ファ ンド」が保有する個別銘柄の中ではシティ株が最大。保有規模は明らか にしていない。マーケット・ニュートラル・ファンドの1-10月のリ ターンは8.5%だったという。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE