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アジアの石油精製マージン、景気後退前の水準に戻らず-フィッチ予想

格付け会社フィッチ・レーティン グスは、アジアの石油精製業者のマージンが来年、リセッション(景気 後退)前の水準に戻らない可能性が高いとみている。石油製品への需 要回復が鈍いためだ。

フィッチのアジア太平洋エネルギー・公益事業チームの責任者、 スティーブ・デュローズ氏(シドニー在勤)は29日のリポートで精 製マージンの改善が進んでいるものの、ガソリンやディーゼル油を含 む燃料の消費が「弱く、ショックに下振れしやすい状態」が続くと予 想した。

世界の燃料需要は2008年に収縮した。米国の住宅市場が崩壊しサ ブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの貸し出しが大恐慌以 来最悪のリセッションの引き金となった。英BPの統計によると、世界 の原油消費は日量8520万バレルに落ち込んだ。減少は15年ぶりだっ た。

石油精製業者にとっての市場環境は05-08年に比べると11年は 軟化が予想されている。フィッチはアジアの石油・ガス業界の見通しに ついて「安定的」としている。

フィッチのアナリストは「ポジティブ」見通しについて、「マー ジンに予想外の持続的な段階的変化がない限り」あり得ないとしてい る。

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