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【個別銘柄】ソニー、REIT、丸紅、東芝、北国銀、カゴメ、IHI

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株価変動材料が出た銘柄の終値は 以下の通り。

ソニー(6758):前週末比2.8%高の2970円。欧州の金融・財政 不安や朝鮮半島情勢の緊迫を背景にドルが買われた先週の流れを引き継 いで、29日の東京外国為替市場のドル・円は1ドル=84円前半と、約 2カ月ぶりのドル高値圏で推移した。海外収益の目減り懸念が弱まった ことに加え、野村証券が26日付で、投資判断を「2(中立)」から 「1(買い)」に引き上げたことも支援材料。

輸出:キヤノン(7751)が1%高の4040円、日産自動車(7201) が1.5%高の797円。欧州の財務相らは28日、アイルランド向けの850 億ユーロ(約9兆5000億円)の緊急支援パッケージを承認。ゴールド マン・サックス証券では、夏に合意した枠組みでのスピーディーな合意 やローンの支払期日が長期である点などを評価、シカゴ24時間電子取 引システム(GLOBEX)の米S&P500種指数先物は、基準価格に 比べ小高く推移した。過度な悲観論が後退し、主力の輸出関連株に見直 し買いが入った。

米年末商戦関連:家電メーカーの日立製作所(6501)が1.3%高の 401円、ゲームの任天堂(7974)が2.2%高の2万1980円、東証1部電 気機器指数も133.91ポイントと、約5カ月ぶりの高値で終えた。全米 小売業協会が米時間28日に発表した年末商戦最初の週末の買い物客の 平均支出額は昨年比6.4%増加、順調な滑り出しと受け止められた。

不動産投資信託(REIT):日本ビルファンド投資法人(8951) が1.6%高の82万円、ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)が

1.2%高の81万4000円。日本銀行の白川方明総裁は29日午前、名古屋 市内での講演後の質疑応答で、指数連動型上場投資信託(ETF)やJ -REITを含む5兆円の資産買い入れ等基金を今後拡大する可能性に ついて「効果と副作用を点検した上で、効果が勝ると判断し、かつ経済 がわれわれの想定より厳しいとなれば、有力な選択肢の1つ」と回答し た。REITの買い入れ額拡大などが期待された。

丸紅(8002):3.6%高の554円。一時557円と5月17日以来、約 半年ぶりの高値水準を回復した。ゴールドマン・サックス証券は26日、 「原油・ガス、銅などの上流権益の利益拡大で来期の増益率は商社中最 大」などと指摘し、投資判断を「中立」から「買い」に上げた。新しい 目標株価は700円で、前回の560円より25%高い。目標株価達成確度 の高さや旬の銘柄を選別した「コンビクションリスト」に採用。

シロキ工業(7243):8.9%高の258円。一時13%高と2月5日以 来の日中上昇率を記録した。筆頭株主の東京急行電鉄(9005)がアイシ ン精機(7259)に総額25億円で同社株1125万株を売却すると26日に 発表。トヨタ自動車(7203)も東急から取得し、これによりシロキの筆 頭株主はトヨタ、アイシン精は同3位になる。財務基盤の安定、トヨタ グループとの連携強化が見込まれた。

北国銀行(8363):8.3%安の300円で、東証1部下落率1位。一 時281円と、1983年1月以来の安値水準に沈んだ。明治安田生命保険 など金融機関5社が同社株式計2000万株を売り出すと26日に発表。株 式需給の悪化が嫌気された。

カゴメ(2811):2.3%安の1486円。一時5.6%安と、1月26日 以来、約10カ月ぶりの日中下落率を記録した。三菱東京UFJ銀行が 同社株200万株を売り出す、と26日に発表、将来的な売り圧力が警戒 された。これに加え、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が23万 5300株を上限に、オーバーアロットメントによる売り出しを行うとも 発表した。

日本空港ビルデング(9706):5.8%安の1234円。野村証券では 「新たに公表された大規模な空室の発生、地代の値上げの影響は小さく ない」などと指摘し、26日付で投資判断を「1(買い)」から「2 (中立)」に引き下げた。新しい目標株価は1400円で、前回の1700円 を18%下回る。

太陽誘電(6976):3.7%安の1140円で、日経平均225銘柄中で下 落率トップ。みずほ証券は26日付で、投資判断を「アウトパフォーム」 から「中立」に引き下げた。株価が目標株価に近づいたことなどが背景 で、記録製品市場の急速な悪化にも懸念を示した。目標株価は1300円 で維持。

飯田産業(8880):ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)に相当 する100円(16%)高の726円。用地仕入れの厳選や建設単価の抑制な どで収益性が向上、2011年4月期の連結純利益予想を前期比35%増の 80億円と、従来計画の62億円から増額した。大和証券キャピタル・マ ーケッツ金融証券研究所の西村由美次長は、会社側の見通しは控えめで あり、一層の上振れの可能性に期待が膨らんでいると指摘した。

IHI(7013):午後の取引で一段高、4.1%高の178円で取引を 終えた。同社はきょう午前11時30分ごろ、米社から衛星用エンジンを 含む計4台のエンジンを受注したと発表。同社広報IR室の山本健貴氏 によると、今回の受注で売り上げは数億円程度を見込んでいる。宇宙部 門の成長性を見込む買いが優勢となった。

ミルボン(4919):4.2%高の2408円。創立50周年を迎え、10年 12月期末に1株当たり5円の記念配当を実施、年間配当を60円にする と26日に発表した。従来計画、前期実績とも55円。また、12月20日 時点の株主を対象に1株につき1.1株の株式分割を実施するとも発表、 株主還元の拡充が評価された。

東芝(6502):2.8%高の436円。ウラン抽出後の溶液からレアア ース(希土類)やレアメタル(希少金属)を回収する技術を開発し、カ ザフスタン共和国で実証実験を実施すると正式発表した。このほかテレ ビ事業を統括する大角正明常務は29日、エジプト家電メーカーのエ ル・アラビーとエジプトでのテレビ生産で協議を行っていると指摘、新 市場の収益寄与を見込む買いが優勢となった。

太平洋セメント(5233):3.9%高の106円。生産能力削減などの 合理化効果が効き、2011年3月期の国内セメント事業営業利益が前期 比2.9倍の76億円になる見通し、と27日付の日本経済新聞朝刊が報じ たことを受けた。同じく同事業の改善が伝えられた住友大阪セメント (5232)は3.8%高の193円。

ユーシン(6985):2.3%高の674円。来年秋の稼働を目指して広 島県呉市に工場を新設し、国内拠点を集約すると27日付の日経新聞朝 刊が報道、生産性向上の向上などを見込む買いが優勢になった。

有沢製作所(5208):2.1%高の442円。水処理用圧力容器市場で 世界シェア35%のベルギーのベカルト社から、同容器事業を買収する と26日に発表。収益拡大が期待された。同市場での有沢製の世界シェ アは現在5%以下。

ゴールドパック(2589):10%高の1166円。猛暑効果で飲料など の売上高が想定を上回っているほか、コスト抑制策も効き、11年1月 期の単独純利益は前期比2.1倍の10億2000万円と、前回予想の6億 4000万円から59%上振れる見込みとなった。

そーせいグループ(4565):1万5000円(15%)高の11万2000 円ストップ高で一部配分。なお1178株の買い注文を残した。望まない 妊娠を防ぐ同社の緊急避妊薬「レボノルゲストレル」について、厚生労 働省の医薬品第1部会が26日の専門家会合で、製造販売を承認してよ いとの意見をまとめた、との27日付の共同通信報道を受けた。同薬は レイプ被害者への緊急対応や人工妊娠中絶の回避などを想定して開発し てきた避妊薬で、国内では同適用では承認されていなかった。

アイ・オー・データ機器(6916):16%高の385円。発行済み株式 総数の4.34%に相当する60万株、金額で2億5000万円を上限に自社 株買いを実施すると26日に発表。株式需給の改善などが期待された。 取得期間は29日から11年6月30日まで。

ニッタ(5186):6.9%高の1450円。発行済み株式総数の2.34% に相当する70万株、金額で12億円を上限に自社株買いを実施すると 26日に発表。株式需給の改善などが期待された。取得期間は29日から 11年2月28日まで。

八十二銀行(8359):3%高の447円。発行済み株式総数の1.9% に相当する1000万株、金額で50億円を上限に自社株買いを実施すると 26日に発表。株式需給の改善が見込まれた。取得期間は29日から11 年3月31日まで。

-- Editor:Shintaro Inkyo Makiko Asai

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