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住友化株が続伸、環境対応タイヤ向け材料を増産-シティ証は強気継続

総合化学大手、住友化学の株価が 前日比3.6%高の373円まで続伸。溶液重合法スチレンブタジエンゴム (S-SBR)製造プラントをシンガポールに建設することを決めた。 成長分野の環境対応タイヤ向け材料の生産拡大に加え、シティグループ 証券が収益力に比べて株価は割安と指摘したことも追い風となった。

同社は25日、年間生産能力4万トンのS-SBR製造プラントを 新設することを発表した。世界的に地球温暖化対策への取り組みが強ま る中、S-SBRは高性能省燃費タイヤ用の原料として需要が拡大して おり、2013年第4四半期から商業運転を開始して生産量を拡充する。 投資額は100億円程度。

同社コーポレートコミュニケーション部によると、S-SBRは現 在千葉工場で年1万トンを生産している。石油化学製品の中では高付加 価値という。タイヤメーカーの増産が相次ぐアジアでも、今後需要の急 増が見込まれることから、付加価値の高い成長分野への取り組み強化が 株価面で刺激になっている。

また、シティグループ証の金井孝男アナリストは25日付で、同社 株の投資判断「買い」を確認した。今期(11年3月期)の連結営業利 益予想は750億円を維持し、会社計画(700億円)を上回るとみる。来 期は、サウジアラビアの関連会社の業績下振れや液晶分野の調整を考慮 して800億円(従来900億円)に減額したものの、増益基調は続く見込 み。株価のリスクは相対的に大きいとしながらも、潜在的収益力に対し て株価は割安だと結論づけている。

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