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中国:商品先物市場の鎮静化目指す取り組み、効果挙げる-発改委表明

中国政府は、商品相場の下落につい て市場鎮静化を目指す政府の取り組みが効果を挙げていることを示して いると表明した。一方、効果は持続しない可能性があるとの見方もあ る。中国で取引される農産物先物のうち4銘柄の出来高は世界で最も多 い。

中国国家発展改革委員会(発改委)は25日、投機ファンドが市場 に参加しなくなり国際相場が下落、天然ゴムや白糖、綿花、銅など商品 の国内価格の下げが加速していると指摘。価格はファンダメンタルズ (需給関係)から乖離(かいり)していたとの見方を示した。

中国のインフレ率は2年ぶりの高水準となっており、10月の食品 価格は10.1%上昇した。これを受け、中国政府はインフレ抑制のため 価格を統制する方針を打ち出し、今年2度目となる利上げを実施する可 能性がある。また政府は、投機抑制に向け商品先物の取引コストを引き 上げる見通しだ。

万達フューチャーズの調査担当ディレクター、王晨氏は北京からの 電話インタビューで「中国政府は、短期的な目標を達成するため功績を 挙げたと主張することは可能だ」と指摘。「ただ、これらの政策によっ て、世界の農地であらゆる作物の争奪戦が繰り広げられており、需要が 拡大しているという事実は変わらない」との見方を示した。

鄭州商品取引所の綿花相場は過去最高値の1トン当たり3万3720 元に達した10日以降、24%下落。上海先物取引所のゴム相場は最高値 から18%下げ、鄭州の白糖相場も14%下落している。上海の銅相場は 11%下げている。

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