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JR東海:米がリニア採用なら日本より早くなる可能性も

東海旅客鉄道(JR東海)の葛西 敬之会長は24日、日本外国特派員協会で記者会見し、開発中の超電導 リニアモーターカーについて、仮に米国が採用すれば「日本よりも早 く完成することはあり得る。また、それは望ましいことだ」と語った。 米国は日本に比べ、用地買収が容易なことやトンネル部分があまりな いことなどが背景。

米国のオバマ大統領が表明した全米規模の高速鉄道網構築計画に 対し、日本のほか中国や韓国、欧州勢などの各国が売り込み活動を活 発化させている。一方、JR東海はリニアによる中央新幹線で、2027 年に東京都-名古屋市付近を結び、45年には大阪市までを結ぶ計画。

中央リニアに関して、葛西会長は13年度までに技術を完成させ、 できるだけ早期に時速500キロメートルの有料体験乗車を実現させた いとの考えを表明した。また、計画地域で必要な用地買収を最小限に 抑えたいとの考えを示し、85%近くがトンネル部分などと指摘しなが らも、15%程度の用地買収は必要と語った。

中央リニアでは、山梨リニア実験線の延伸工事と先行区間(18.4 キロメートル)の設備更新工事を進めており、13年度末の完成を目指 している。完成後の新実験線は42.8キロメートル。

葛西会長は高速鉄道プロジェクトの海外展開に関して、米国案件 が第一であり、中国への進出を現時点で考えていないと強調した。ま た、安全に正確かつ安定的に運行するトータルなシステムを提供する つもりだが、まずは日本政府との協調を第一に心掛けたいとも語った。

米国案件をめぐる中国勢との競争について、葛西会長は「技術と 生産拠点の観点でわれわれが選ばれる」との期待を示した。技術は日 本からになるが、生産拠点は米国となり、現地の雇用を増やすことに なると説明した。また、マネジメントもするつもりはないので、米国 によるオペレーションが中心になるという。

米国高速鉄道マップ フロリダ高速鉄道マップ

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