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「ディスコ殺人」未然に防ぐ金融規制、試行錯誤の覚悟を-英中銀理事

【記者:Jennifer Ryan】

11月22日(ブルームバーグ):危機の再発防止を目指す新たな金 融規制手段の導入は、監督当局にとって試行錯誤となる可能性があり、 謙虚な態度が求められるとイングランド銀行(英中央銀行)のホール デン理事(金融安定担当)が訴えている。

ホールデン理事は20日のスピーチで、制度的なリスクの緩和に重 点を置く今日のマクロプルデンシャル(マクロ健全性)政策について、 「第2次大戦直後の金融政策の状況と多くの類似点がある」と指摘。 「データは不完全で、理論は寄せ集めであり、政策経験も乏しい。当 時の金融政策は試行錯誤を重ねたが、現在のマクロプルデンシャル政 策にも同じ説明が当てはまるだろう」と述べた。

ホールデン理事はその一方で、米銀シティグループのチャール ズ・プリンス前最高経営責任者(CEO)が2007年当時、音楽が演奏 される限り、立ち上がってダンスを続ける必要があり、流動性にアク セス可能である限り、シティも貸し出しを続けると発言した事実に言 及。金融機関の集団行動が招く危機を予防するためのマクロプルデン シャル手段の必要性を強く主張した。

同理事は「プリンス前CEOの『ディスコ火災』はダンスフロア で殺人を引き起こす」と批判。銀行間の競争と外部への波及効果の拡 大に伴い、過去数十年で政策措置の正当性が増しているのではないか」 と付け加えた。

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