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来週のNY原油先物:47%が上昇予想、アイルランド救済観測で-調査

来週のニューヨーク原油先物相場 は上昇する見通しだ。アイルランドが欧州連合(EU)主導の救済案 を受け入れる見通しが強まったことで、債務危機拡大懸念が薄まった ことが背景。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト38人を対象に実施した調 査では、18人(47%)が来週の原油先物相場が上昇すると予想。下落 予想は10人(26%)、横ばい予想も10人。前回は43%が上昇を予想 した。

18日の原油相場は、アイルランドのレニハン財務相がEUと国際 通貨基金(IMF)の救済案を受け入れる可能性を示唆したことで上 昇した。EUとIMF、欧州中央銀行は18日、ダブリンに職員を派遣 し、同国の金融機関の財務状態を調査した。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・ キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は、 「欧州の債務危機が落ち着けばドルは再び下げ、原油価格は上昇する だろう」と述べた。ドル安になると、商品相場の代替投資先としての 魅力が高まる。

ユーロは16日、1ユーロ=1.3448ドルを付け、9月28日以来の 安値に下落した。アイルランドの危機がポルトガル、スペインまで波 及するとの懸念が強まった。

先週の原油在庫は729万バレル減の3億5760万バレル。2009年 8月以降で最大の下げ幅。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場12月限は 今週これまでに3.03ドル(3.6%)下げ、18日の終値は81.85ドルだ った。前年同期比では2.9%の上昇。

04年4月に調査を開始して以降、相場の方向性を正しく予想した 確率は47%。

ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週木曜 日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通しを 問う調査を実施している。

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