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米ジェンザイム、サノフィより好条件の買収案待つのはリスク-株主

米バイオ医薬品開発のジェンザ イムが、フランス製薬会社サノフィ・アベンティスからの敵対的買収 案を上回る提案を待つのはリスクがあると、株主のオービメッド・ア ドバイザーズが指摘した。ジェンザイムの製造実績を理由に挙げた。

投資ファンド会社オービメッドのパートナー、ジェフリー・スー 氏は17日にロンドンでのインタビューで、「若干のリスクがある」と した上で、「ジェンザイムは製造に関してあまりよい実績はない」と述 べた。

ジェンザイムは5月に、品質に問題があるとして米食品医薬品局 (FDA)から包装・出荷の工程を同社の施設「オールストン・ラン ディング」から移管するよう求められたことを明らかにしている。一 部製品の米国向け供給に関しては今月28日が期限となっており、期 限が順守されなければこうした製品の売り上げに18.5%の課徴金が 科される可能性がある。スー氏は28日が「ジェンザイムにとって非 常に重要な日」だと述べた。

ジェンザイムのヘンリ・タミアー最高経営責任者(CEO)は先 月、自社の価値を判断し、サノフィ以外からの関心を見極めようとし ていると投資家に説明した。収益予想引き上げを受けて同社は1株89 ドルの価値があると試算している。提示額が低過ぎるとして買収案を 拒否されたサノフィは10月4日、185億ドル(約1兆5000億円)、 1株当たり69ドルの敵対的な株式公開買い付け(TOB)を開始し た。

スー氏は、買収額が1株約77-78ドルになるとオービメッドは 見込んでいると指摘。「別の提案が出てくることを望む」と説明し、買 収提案してくる可能性がある企業として武田薬品工業や英グラクソ・ スミスクラインに言及した。

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