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米空港でのエックス線検査強化に「うんざり」-搭乗客や労組など

米国の空港では、保安体制の確 保とプライバシーとの間の緊張が24日に最も高まりそうだ。この日は 年間を通じて最も旅行客が多い日の一つ。全身エックス線検査の利用が 増え、それを拒否した旅行者に対しては衣服の上を広範囲にわたってた たく所持品検査が行われるため、抗議の声が高まっている。

米国で感謝祭の祝日の前日に当たる24日には、幾つかの団体が全 米の搭乗客に対しエックス線検査を避け身体検査を選ぶよう呼び掛けて いる。団体や一部の航空会社の労組は、放射線被ばくや体の詳細な観察 に反対しており、たたいて行う身体検査もプライバシーの不当な侵害で あると主張している。

航空搭乗客権利協会のエグゼクティブディレクター、ブランドン・ マクサタ氏は「うんざりしているし、もう検査を受けようとは思わな い。われわれの社会はプライバシーの権利を侵害するような検査を受け なくても安全を確保できる」と述べた。

米運輸保安局(TSA)は、エックス線検査や身体検査は衣類の下 に武器や爆発物を隠すのを阻止するのに不可欠と主張。昨年のクリスマ スにはナイジェリア人男性がデトロイトに向かっていたジェット旅客機 を爆破しようとした。ある米航空業界団体は、休暇中の旅行に関する抗 議がこれ以上強まることはないとみている。

TSAのピストール局長は15日の文書で、安全面での脅威が続く なか、旅行者にエックス線検査を避けるよう勧めるのは「無責任」との 見解を示している。

TSAの広報担当者グレッグ・ソウル氏によると、TSAは全米の 空港68カ所に385台のエックス線検査装置を設置している。昨年の休 暇中の旅行シーズンの設置台数は50台未満だった。来年末までに約 1000台が設置される予定。99%以上の搭乗客が衣服の上からたたく身 体検査より新たに設置されたエックス線検査装置による検査を受けて いるという。

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