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アンジェス株が大幅高、家畜インフル向けワクチン開発で米社と提携

遺伝子医薬品の研究開発を手がけ るアンジェスエムジー株が大幅高。インフルエンザ予防のため開発して いる家畜用DNAワクチンの実用化を目指し、新たに米バイカル社と豚 インフルエンザなどの評価などで連携すると17日発表した。将来の収 益寄与が期待され、前日比14%高の10万9000円まで上昇した。

アンジェスは17日、子会社のジェノミディアが進める家畜用DN Aワクチンの開発で、バイカルが所有するインフルエンザDNAワクチ ン(H1N1型)を活用して、ブタや鶏など数種の動物で有効性を評価 する契約をバイカルと結んだと発表した。バイカルは現在、H1N1型 インフルエンザに対するヒト用のDNAワクチンを開発中。

同社経営企画部長の鈴木文彦氏によると、新型インフルエンザのパ ンデミック(世界的大流行)は家畜での感染・流行を経てヒトに感染す ると言われており、家畜での流行予防が肝要。鈴木氏は「バイカルのD NAワクチン作製法を活用すれば数週間程度でワクチンを作製できる。 数カ月以上かかる鶏卵法や細胞培養法に比べて迅速な対応ができる」と 述べ、新技術導入でパンデミックに耐え得る新ワクチンが開発できると している。

エース経済研究所の池野智彦シニアアナリストは、「事業のひとつ としては将来性があり興味深いが、同社の命運はHGF遺伝子治療薬の 米国展開にかかっている」と指摘、豚インフル向けDNAワクチンにつ いては長期スパンでの収益寄与を想定すべきだと語った。

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