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【個別銘柄】マツダ、林兼などマグロ、資源関連、船井電、アシクス

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

マツダ(7261):前日比3.1%高の231円。一時は233円と6月22 日(237円)以来、約5カ月ぶりの高値を付けた。米自動車大手フォ ード・モーターは、保有するマツダ株を伊藤忠商事(8001)や鹿島(1812) などにも売却することで交渉がまとまった、と17日付の日本経済新聞 朝刊が報道。株主の安定化などが期待された。円安傾向などを理由に シティグループ証券が16日、投資判断を「ホールド」から「買い」に、 目標株価を210円から280円に引き上げたこともプラス要因。

輸出関連株:日産自動車(7201)が1.4%高の794円、ホンダ(7267) が2%高の3085円、ブリヂストン(5108)が3.4%高の1536円など。 急激な円高が一巡、この日は外国為替相場が1ドル=83円台半ばで安 定的に推移し、海外収益の目減り懸念などが和らいだ。

林兼産業(2286):12%高の85円。17日からパリで始まる大西洋 まぐろ類保存国際委員会の年次総会で、農林水産省が乱獲の疑いのあ る加盟国に来年のクロマグロの漁獲禁止を提案する、と17日付の日経 新聞朝刊が報道。養殖マグロの需要拡大などが連想された。養殖用い けす網などを手掛ける日東製網(3524)も6.7%高の95円、水産大手 のマルハニチロホールディングス(1334)も1.5%高の135円と堅調。

資源関連株:三井物産(8031)が1.3%安の1298円、三菱マテリ アル(5711)が4%安の262円など。アイルランドの債務問題や、ア ジアで景気過熱を抑制する対策が相次げば商品需要が冷え込むとの観 測から、16日のニューヨーク原油先物は前日比3%安の1バレル=

82.34ドルと下げた。銅先物も4.9%安、金先物も2.2%安と売り込ま れ、収益上積み期待の後退で日本の関連銘柄にも売りが集まった。

船井電機(6839):1.2%安の2647円。野村証券は16日、液晶テ レビの在庫水準が高まっているなど業績モメンタムの「底」が見えて いないとし、投資判断を「1(買い)」から「2(中立)」に下げた。 新しい目標株価は3000円で、前回より1730円下方に見直した。

キッツ(6498):9.4%高の350円。一時9.4%高と09年7月30 日(26%高)以来、約1年3カ月ぶりの日中上昇率を記録した。資本 効率の向上を目指し、発行済み株式総数の4.4%に相当する500万株、 金額で15億円を上限に自己株式を取得すると16日に発表、株主還元 姿勢を評価する買いが集まった。期間は22日から11年3月23日まで。

アシックス(7936):6.9%高の917円。EMEA(欧州・中近東・ アフリカ)や東アジアでの事業拡大などを前提に、16年3月期のグル ープ売上高を4000億円以上に高めるとした新中期経営計画を16日に 発表。11年3月期の連結売上高計画2370億円と比べ、7割増の水準 で、収益拡大期待が強まった。営業利益率の目標値は10%以上。

ラウンドワン(4680):8.6%高の390円。一時391円と8月11 日以来の高値を付けた。構造改革の進展などが期待されている。いち よし経済研究所は16日付で投資判断「買い」を据え置き。三菱UFJ モルガン・スタンレー証券は15日付で、目標株価を600円から700 円に引き上げていた。

富士火災海上保険(8763):4.7%高の112円。損害保険事業や生 命保険事業の収益が拡大、4-9月(上期)の連結純利益は前年同期 比45%増の50億円となった。事業構造の変革などで利益が出ている 点などが好感された。調査会社KBWは、目標株価を170円から172 円に見直し、投資判断を「市場平均並み」に上げた。

銀行株:みずほフィナンシャルグループ(8411)が2.4%高の129 円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が1.4%高の2565円な ど堅調。ドイツ証券の山田能伸シニアアナリストは17日付の投資家向 けメモで、銀行の業績に関する市場の注目はすでに来期の減益幅に移 っていると指摘。来期は減益となる可能性はあるものの、大幅減益に はならないとし、過度な悲観論はいずれ修正されるとの認識を示した。

ダイフク(6383):4.4%高の478円。独立系調査会社のTIWは 16日、投資判断を従来の「中立マイナス」から「中立」に引き上げた。

JUKI(6440):3.5%高の150円。コスモ証券では、工業用ミ シンや産業装置など主要事業の収益がリーマン・ショック以前の水準 に近づいている点を評価、投資判断を「中立プラス」で継続した。

浜松ホトニクス(6965):1.7%高の2698円。大和証券キャピタル・ マーケッツ金融証券研究所は16日、投資判断を従来の「3(中立)」 から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。光電子増倍管の売り上 げ拡大により、過去最高益更新の可能性が高まったとしている。

セブン&アイ・ホールディングス(3382):1.2%高の2043円。一 時2062円と10月7日以来、約1カ月ぶりの高値水準に戻した。シテ ィグループ証券は16日付の投資家向けリポートで、株価は歴史的転換 点を迎え、長期上昇トレンドに入ったと指摘、目標株価を従来の2400 円から2700円に上げた。投資判断「1M(買い/中リスク)」は継続。

日本製紙グループ本社(3893):1.5%安の2004円、業績予想の前 提となる紙の販売見通しを引き下げた、と17日付の日経新聞朝刊が報 道。販売価格を含め、需要低迷が2011年3月期に減益要因になると伝 えられており、先行きが懸念された。

ジャパンリアルエステイト投資法人(8952):1.5%安の83万5000 円。4-9月の純利益は前年同期比8.4%減の81億円だった。入居率 の維持向上に努め営業収益は2.1%増えたが、営業費用増大などで減 益となった。1口当たり分配金も1万6628円に減少、売りに押された。

高砂熱学工業(1969):2.9%安の596円。三菱UFJモルガン・ スタンレー証券は16日、投資判断を「中立」から「アンダーパフォー ム」に、目標株価を800円から520円に下げた。

ヒビノ(2469):12%安の378円で、大証ジャスダック市場の下落 率3位。15日付で過年度の有価証券報告書の訂正報告書を提出したこ とを受け、大阪証券取引所は同日、上場廃止基準に該当するかを審査 するとして、ヒビノ株を監理銘柄(審査中)に指定した。会社側が16 日の取引終了後にリリースしたことを受け、売り注文が集まった。

平賀(7863):80円(21%)安の310円ストップ安。同社は15日 に、第2四半期報告書を金融商品取引法に基づく法定提出期限だった 同日までに関東財務局に提出できない、と発表していた。同社元代表 者の独断で約束手形が振り出された件について、追加確認事項が発生 したことに伴う措置で、15日付で大証から監理銘柄に指定されており、 経営の先行き不透明感から売り圧力が強まっている。

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