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ウォール街の2010年利益とボーナス準備金減少へ-NY州会計検査院長

ウォール街の今年の利益とボーナ ス準備金は、過去最高益を記録した2009年に比べて減少する可能性 がある。ニューヨーク州のディナポリ会計検査院長が16日の報告書 で明らかにした。

報告書によると、ニューヨークの証券会社の利益は09年の614 億ドルから69%減少し、190億ドル(約1兆5800億円)に落ち込 む見込み。昨年は連邦政府による支援が利益拡大に寄与していた。

今年は現金でのボーナス準備金も縮小する可能性があり、ゴール ドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェース、モルガン・ スタンレーは1-9月期の従業員報酬が全体で7.1%減少した。報告 書は、多くの企業が現金よりも繰り延べボーナスや株式報酬の活用を 広げていると指摘した。

ただ報告書は、ウォール街で働く人々の1人当たりの平均ボーナ スについては「準備金を分ける従業員数が減少していくのに伴い、多 少増えるかもしれない」とし、雇用が増加に転じる前に証券業界では 約3万8000人の職が失われる可能性があると予測した。

ディナポリ会計検査院長は発表文で「ニューヨーク州は財政赤字 の解消を、ウォール街の本格回復に頼ることはできない」と述べた。 同会計検査院長が前日発表したところによると、ニューヨーク州の今 年の財政赤字は最大10億ドルと、予算局が予測した3億1500万ド ルの3倍強に上る可能性がある。

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