ポーランド格下げも、12年までに大幅財政赤字削減なければ-フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティン グスは、ポーランド政府が2012年までに大幅かつ持続可能な財政赤 字削減計画を提示できなければ、同国の信用格付けを引き下げる可能 性がある。フィッチのポーランド担当責任者ピョートル・コワルスキ 氏が明らかにした。

コワルスキ氏は27日、ワルシャワでインタビューに応じ、「問題 は財政赤字と債務残高に関する政府見通しが近年誤っていたことで、 そのため当社は同国の計画に懐疑的となり、投資家にとっても問題と なっている」と指摘。格下げを避けるためには「大幅かつ持続可能な 赤字削減が必要」で、「12年の予算が焦点となる」と述べた。

フィッチは今年3月、ポーランドの外貨建て長期発行体デフォル ト格付け(IDR)を「A-」、見通しは「安定的」で据え置いた。 コワルスキ氏は「予想外の」出来事がなければフィッチは同国格付け を向こう1年から1年半の間に変更することはないとも語った。

ダンスケ銀行の新興市場担当主任アナリスト、ラース・クリステ ンセン氏(コペンハーゲン在勤)は29日に電話で、コワルスキ氏が 12年までに格下げの可能性があると示唆したことは「非常に深刻な 警告だ」と指摘。「ポーランドの短期および長期の確定利付き証券に 対する楽観的な見通しは後退することになる」と述べた。

ポーランドは先週、一般財政赤字が今年、対国内総生産(GDP) 比7.9%と、09年の7.2%から拡大するとの見通しを示した。

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