今週の米経済指標:10月は失業率10%付近が続き、雇用は6万人増か

今週発表される米経済指標では、 失業率が10月も10%近くにとどまるとエコノミストは予想してい る。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト61人を対象に実施し た調査によると、米労働省が5日に発表する10月の失業率は、3カ 月連続で9.6%(予想中央値)になる見通し。非農業部門雇用者数は 前月比6万人増と、5月以来の増加が見込まれている。

先週発表された7-9月(第3四半期)の米国内総生産(GDP) と、米連邦準備制度理事会(FRB)が物価の指標として注目する食 品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)コア価格指数は、とも にFRBの長期見通しを下回る伸びだった。11月2、3両日開催の 米連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBが追加の量的緩和に動く との観測から、10月は株式相場の上昇に拍車が掛かり、米2年債利 回りも過去最低水準に低下した。

BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)のシニアエコノミス ト、マイケル・グレゴリー氏は「雇用市場の改善までの道のりはまだ 長い」と述べた上で、「雇用統計はFRBが発表すると予想される量 的緩和の必要性を裏付けるだろう」と語った。

ブルームバーグ調査によると、10月は政府部門を除く民間企業 の雇用者数が8万人増加したもよう。9月は6万4000人増だった。 9月の非農業部門全体の雇用者数は、国勢調査に伴う政府部門の一時 雇用者の解雇が影響し前月比9万5000人減少した。

10月の失業率が予想通りなら、9.5%以上の状態が1年3カ月続 くことになり、1948年の統計開始以降で最長となる。1930年代以 後最悪とされる今回のリセッション(景気後退)では840万人の雇 用が失われた。

個人消費は増加か

ブルームバーグ調査によれば、米商務省が1日発表する9月の個 人消費支出は3カ月連続で増加する見通し。一方、個人所得は伸びの 鈍化が見込まれる。PCE価格指数は物価の落ち着きを示すもよう。

米供給管理協会(ISM)が1日発表する10月の製造業景況指 数では、景気回復の鍵を握る製造業の生産活動が鈍化しつつあること が示される見通し。ISMが3日発表する10月の非製造業景況指数 は前月からほぼ変わらずと見込まれている。

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