ECB総裁:高債務国救済のリスク警告、仏大統領の怒り買う-FT紙

欧州中央銀行(ECB)のトリシ ェ総裁は、高債務国救済の将来的な仕組みについて、納税者から投資 家への責任の転嫁を意図するものになれば、これらの国々の借り入れ コストを押し上げる予期しない結果を招く恐れがあると警告した。英 紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が、複数の欧州連合(EU)当 局者の話として報じた。

FTによると、トリシェ総裁はブリュッセルで開かれたEU首脳 会議でこの発言を行った。発言はフランスのサルコジ大統領の怒りを 買い、EU首脳が直面する困難な課題を総裁が理解していないと大統 領は述べたという。

EU首脳は債務危機に対応する恒久的なメカニズム創設のためE U基本条約の改正を求めるドイツの提案を承認した。FTによれば、 トリシェ総裁は、債務再編で民間の債券保有者のリスクが増す可能性 が示されれば、ギリシャやアイルランドなどの国債を投資家が敬遠し、 これらの国々で金利上昇を招きかねないと指摘したという。

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