米国防総省:中国のレアアース独占、米国の安全脅かさず-関係者

米国防総省はレアアース(希土類) の供給が中国の独占状態にあることについて、国家安全保障上の脅威 ではないと結論付けた。同省の1年にわたる研究報告の内容に詳しい 関係者1人が明らかにした。

レアアースはネオジムやサマリウム、ジスプロシウムなど17元素 の総称で、ミサイル誘導やレーダーシステムなどの軍事機器に使用さ れている。中国が現在、世界の供給の97%を占める。

研究報告は、価格の上昇や供給の不確実性が中国以外の新たな鉱 山への民間投資を促進していると指摘した上で、これが米国の消費量 の5%弱に相当する米軍のニーズを満たすのに役立つと分析した。

研究報告が未公表だとして関係者が匿名で語ったところでは、産 業政策局が実施した今回の研究を受けて、モリコープなど今後の供給 が有望視される米国のレアアース関連会社を国防総省が支援する可能 性が高まるとみられる。中国による7月以降のレアアース輸出規制に 警戒を強める米議会に今週、研究結果と勧告が提出される見通しだ。

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