首相:農業復活と貿易自由化両立は内閣の大きな役割-会見(Update1

ベトナム入りしている菅直人首 相は30日午後、ハノイで記者会見し、日本の農業の復活と貿易自由化 を両立させることに努力することは内閣の大きな役割だとの認識を強 調し、「環太平洋経済連携協定」(TPP)交渉に参加することへの 意欲を示した。日中関係に関しては30日に温家宝首相と10分程度、 会話したことを紹介した上で、正式な首脳会談を近く実現させたい考 えも明らかにした。

首相は貿易自由化と農業との関係について「両立を図る道をなん としても見い出さなければならない。できなければ逆に農業も復活し ないし、場合によっては貿易自由化の面でも立ち遅れる。この両方を 成り立たせるための努力を、全力を挙げてやっていくことがわたしの 内閣の大きな役割だと考えている」と強調した。

ただ、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)でTPPへ の参加方針を打ち出すかどうかの質問には明言を避けた。

首相は30日の温首相との会話について「今後とも戦略的互恵関係 を推進するということでは変わらないということと、ゆっくりとした 会談を近く持ちたいですね、ということを言った」と紹介した。日中 関係の現状に関しては「中国とは長い歴史の中でいろいろな時代を共 に生きてきた。今日生じているような多少のトラブルというのは従来 起きたことの中で言えば、そんなに決定的なトラブルだとは思ってい ない」と語った。

その上で、「戦略的互恵関係を深めるという努力をしっかりと冷 静に双方が取り組めば、日中関係はさらに発展することは十分可能だ と考えている」と指摘した。

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