欧州債(29日):ギリシャ国債が下落、財政懸念で-独国債には買い

欧州債市場ではギリシャ国債が 下落。同国債を中心に周縁国の国債は週間ベースで値下がりした。ギ リシャの財政目標達成が難航するとの懸念から、ドイツ国債との利回 り格差は過去1カ月の最大に拡大した。

ドイツ国債は上昇。欧州連合(EU)が提唱した債務危機防止策 が投資家にとっては不利に働くとの懸念が広がり、比較的安全とされ る資産に買いが入った。ポルトガル国債は週間で下落。世論調査によ ると、野党の社会民主党(PSD)の支持率はソクラテス首相率いる 社会党に対するリードを広げた。

BNPパリバ(パリ)のシニア債券ストラテジスト、パトリッ ク・ジャック氏は、「周縁国は引き続き脆弱(ぜいじゃく)だ」と指 摘。「ギリシャの状況は依然として苦しい」と述べた。

ロンドン時間午後4時1分現在、ギリシャ10年債利回りは前日 比19ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の10.68%。 同年物の独国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)は809bpと、 終値ベースでは9月30日以来の最大に拡大した。同スプレッドは今 月1日以降、800bpを超えていなかった。

ドイツ10年債の利回りは前日比4bp低下の2.53%。月間で は、2009年5月以降で初めて2カ月連続で上昇した。独国債は米連 邦準備制度理事会(FRB)が米国債の購入を拡大するとの観測に支 えられた。

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