ユーロ圏:10月インフレ率上昇-9月失業率は12年で最悪

ユーロ圏の10月のインフレ率は 市場予想に反して上昇し、約2年ぶりの高水準となった。9月の失業 率は12年で最悪の水準。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が29日発表した10 月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.9%上昇し、9月の1.8% 上昇から加速。2008年11月以来の高水準で、ブルームバーグ・ニュ ースがまとめたエコノミスト20人の予想中央値(1.8%)も上回った。

9月の失業率は10.1%と、1998年7月以来の高水準。8月は10% (改定前10.1%)に改定された。

原油相場は過去2カ月に9.2%上昇。インフレ要因となる一方で 企業や個人が裁量的支出に回せる資金を減らしている。世界経済減速 とユーロ高で輸出が脅かされることに緊縮財政の重しが加わり、企業 は採用を先送りしそうだ。

デカバンクのエコノミスト、クリスチャン・メルツァー氏は「ユ ーロ圏の雇用市場の状態は悪い。2011年にはさらに悪化するかもしれ ない」とし、「従って、賃金と物価が上昇する悪循環からは程遠い」と 指摘した。

変動の大きいエネルギー価格などを除いたコアインフレ率を含め た10月の指数詳細は11月16日に公表される。9月のコアインフレ率 は1%だった。

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