米モルガンSがドルの対ユーロ予想引き下げ-FRB追加緩和観測で

米連邦準備制度理事会(FRB) が景気刺激に向けた量的緩和策として資産の追加購入に乗り出せば、 ドルは対ユーロで2009年12月以来の安値に下落する可能性がある と、モルガン・スタンレーは予想した。

モルガン・スタンレーは顧客向け文書で、ドルが対ユーロで1ユ ーロ=1.46ドルに下落する一方、対円では1ドル=81円でほぼ変わ らずとの年内見通しを示した。同社の従来予想は対ユーロが1.36ド ル、対円が93円だった。11年については、ドルの上昇を見込むとし、 対ユーロで1.32ドル、対円で93円に値上がりすると予想した。

グローバル通貨戦略責任者のスティーブン・ハル氏(ロンドン在 勤)は28日付の文書で、「市場は一段の量的緩和策の話題に非常に敏 感になっている」と述べ、「われわれはドルの先安観から為替相場見通 しを修正した」と説明した。

日本時間29日午後零時半現在、ドルは対ユーロで1.3891ドル。 対円で80円57銭。ドルの対ユーロ相場が1.46ドルに達すれば09 年12月15日以来のドル安・ユーロ高水準となる。

モルガン・スタンレーはまた、円と豪ドルが米ドルに対して一段 高になることは予想していないと説明。豪ドルが年内に1豪ドル=

0.98米ドルとなり、11年には0.85米ドルを付けると予測した。29 日は0.9768米ドルで取引されている。

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