トム・クルーズ、次なる「ミッション・インポッシブル」はドバイ再生

米国の俳優で映画プロデューサ ーのトム・クルーズが映画「ミッション・インポッシブル4」撮影のた めアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを訪れたことは、負債を抱えた この都市の経済活性化に一役買いそうだ。ドバイは映画製作業界で存在 感を高め利益につなげようとしている。

エグゼクティブプロデューサーのジェフリー・チェルノフ氏は28 日、ドバイでのインタビューで「20年前なら、映画製作のため誰が資 金を調達しているかとか、どの映画がビデオになるかが記事になってい た。今では、映画製作会社を新しい土地に引き付けるような税制上の優 遇措置や税金の払い戻し、新体制が記事になっている」と指摘。「ミッ ション・インポッシブルがここで撮影されれば、多くの映画が後に続く だろう」との見方を示す。

ペルシャ湾岸の国々は芸術や音楽、映画業界を引き付けるために原 油で得た富を利用し、カイロやベイルートなどのアラブの都市は文化や エンターテインメントの地域大使のようになっている。ドバイは映画祭 や芸術祭を主催。隣国のアブダビは国内でルーブル美術館やグッゲンハ イム美術館などの建設を進め、アブダビ・メディアを通じて映画も製作 している。

ドバイでは昨年11月、3大国有企業グループのうちの一つ、ドバ イ・ワールドが債務返済の繰り延べを要請。新興国の株式は下落し、新 興市場債の米国債に対するスプレッドは4週間で最大の上昇を示した。 ドバイ・ワールドの幹部は27日、総額249億ドル(約2兆円)の債務 再編計画について、全債権者の承認を確保したことを明らかにした。

トム・クルーズは28日、ドバイのアルマーニ・ホテルで開かれた 記者会見で「ここは美しい都市だ。まるで映画のようだ。この種の映画 製作にとって、地理は重要だ」と語った。

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