ソニー:今期純益予想700億円に上方修正-ゲームの採算改善

ソニーは29日、2011年3月期の連 結純利益予想を従来の600億円から700億円に上方修正した。7-9月 期にゲームやパソコンの採算が改善した。ブルームバーグ・データによ るアナリスト22人の通期の予想平均値は736億円。

営業利益は2000億と従来の1800億円から増額修正した。ゲームや パソコンなどを含むネットワークプロダクツ&サービス分野で原価率 が改善し、営業損益の押し上げに貢献。会見した加藤優最高財務責任者 (CFO)は「ゲーム事業の採算が大幅に改善したことが好業績につな がった」と述べ、今期5期ぶりの黒字化を目指すゲーム事業は「年間で の黒字のめどがたった」との見解を示した。

一方、為替の円高が響くため、売上高は7兆4000億円と従来予想 の7兆6000億円から下方修正した。下期の想定為替レートも83円前後 (従来は90円前後)に見直した。

テレビ事業について、加藤CFOは「上期は赤字だった」と説明。 主力の北米テレビ市場が悪化していることなどを考慮し、通期業績予想 では同事業が「ブレークイーブンに届かないことで想定している」とい う。ソニーは今期7期ぶりの同事業の黒字化を目標に掲げているが、黒 字化できるかどうかは「第3四半期(10-12月期)の出来にかかってい る」と語った。

今期の販売計画としている液晶テレビの2500万台、ゲーム機「プ レイステーション3」の1500万台はいずれも変更していない。

利益出す基礎体力

同時に発表した7-9月期の純利益は311億円(前年同期は263億 円の赤字)となり、ブルームバーグ・データによるアナリスト5人の予 想平均値(111 億円)を上回った。ゲームやパソコンの採算が改善した ほか、液晶テレビやコンパクトデジタルカメラの販売も伸びた。

加藤CFOは「第2四半期(7-9月期)は円高の逆風はあったも のの、新製品の商品力を背景に相応の利益を確保できた。ここ数年続け てきた構造改革の成果としてコスト構造が改善し、利益を出せる基礎体 力がついてきた」と話した。

--取材協力:安真理子、Jun Yang Editors: Tetsuki Murotani Hitoshi Sugimoto

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