マツダ:今期予想の純利益60億円、増額-営業外収支が改善

米フォード・モーターと資本・業 務提携関係にあるマツダは、今期(2011年3月期)予想の純利益を60 億円に上方修正した。営業外収支の改善などが寄与する。

従来の純利益予想は50億円で、前期は65億円の赤字だった。

今期計画では、中国など新興国市場の販売拡大がある一方、一段 の円高が加わるなどで、売上高を増額、営業利益を減額した。営業外 収支の改善などで経常利益、純利益を上方修正した。売上高は前期比

6.3%増の2兆3000億円、営業利益が同2.6倍の250億円、経常利益 は同7.8倍の360億円の予想。

今期の想定為替レートは、1ドル=85円(下期82円)、1ユーロ =114円(同115円)とし、今年7月時点の想定から5円、11円、そ れぞれ円高方向に引き上げた。

同日発表した4-9月期決算は、大幅増収で、各利益が黒字に転 換した。売上高は前年同期比17%増の1兆1577億円、純損益は前年 同期の208億円の赤字から55億円の黒字になった。営業外収支は、持 ち分法による投資利益の大幅増、為替差益の発生、支払い利息の減少、 為替差損の消滅などで、大幅に改善した。

マツダの山内孝社長は決算会見で、「円高は苦しく、今後も非常に 厳しい状況が続くだろう」と述べた上で、雇用などに責任があること などを理由に「国内生産を落として海外に出る考えはない」と話した。 国内販売については、エコカー補助金制度が9月初旬に終了したこと を受け、下期は上期比で3割減を想定しているという。

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