「絶対必須」のヘッジファンドに資金集中、オクジフなど3社で2割

オクジフ・キャピタル・マネジ メント・グループとエリオット・マネジメント、コマック・キャピタ ルの3社は、1兆7000億ドル(約137兆円)規模のヘッジファンド 業界に今年流入した資金の2割近くを獲得した。富裕層投資家が資産 配分の際にいかにえり好みしているかを示すものだ。

合計で約490億ドルを運用する3社のファンドは、新規に76億 ドルを集めた。匿名の複数の投資家が明らかにした。ヘッジファンド・ リサーチのデータによると、2010年1-9月にヘッジファンド全体 に423億ドルが流入した。これは業界の運用資産総額の約2%に相当 する。

ヘッジファンド業界の運用資産は07年以来の純増となったもの の、増加額の運用資産総額に占める割合は1998年の1%以来の低水 準だ。ポールソンやDEショーといった一部の著名ファンドは純減と なった。また、投資家は実績のない運用者を敬遠しており、新興ファ ンドの数は約25%減った。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)の米州担当金融営業責任者、 スティーブ・ケラー氏は「資金を調達できているファンドの集合は非 常に小さい」と述べ、「市場環境は信じられないほど不安定だ。選挙や 通貨、金融規制といった重要問題をめぐって一段と明確な感覚がつか めるまでは、投資を急ぐ人は少ないだろう」と指摘した。

ヘッジファンド・リサーチによると、ヘッジファンド業界の7- 9月(第3四半期)の運用資産増加分190億ドルのうち約75%は、 50億ドル以上を運用するファンドに流入した。

投資家によれば、今年これまでの資金流入規模はオクジフが27 億ドル、コマックが約25億ドル。エリオットが約24億ドル。3社の 幹部はコメントを控えた。

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