通貨ファンド、ドル下落で利益上げる-為替市場に「トレンド」戻る

通貨ファンドは先月のリターン(投 資収益率)がプラスとなった。バーナンキ米連邦準備制度理事会(F RB)議長が追加の量的緩和を示唆し、ドルが下落したことを反映し た。

パーカー・グローバル・ストラテジーズのCMIカレンシー・マ ネジャーズ指数は、1-9月に1.9%上昇。同指数は今年に入っても 下げていたものの、先月の1.7%上昇が、プラス転換に大きく寄与し た。FRBが国債購入を再開し量的緩和第2弾を実施するとの観測か ら、ドルは5%余り下げ、通貨ファンドの運用担当者は利益を上げた。

通貨ファンド20本(総資産101億5000万ドル=約8190億円)に 連動する同指数は昨年、1.2%下落。少なくとも2002年以来最悪のパ フォーマンスとなっていた。不安定な為替相場で通貨ファンドは昨年 から今年にかけ利益を上げることが難しくなっていたが、バーナンキ 議長が今年8月にワイオミング州ジャクソンホールでの講演でFRB には米経済がリセッション(景気後退)に再び陥るのを阻止する手段 があると言明し、ドルが下落。状況が変わった。

アルテグリス・インベストメンツのグローバル販売・コンサルテ ィング責任者、ディック・フィスター氏は、「為替市場に『トレンド』 が戻りつつある」と指摘。「FRBの量的緩和やバーナンキ議長がそれ をさらに拡大すると言い続けていることはドルにとってプラスではな い。われわれは長期間に及ぶ量的緩和に入っているようで、これがト レンドを続かせるだろう」と述べた。

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