米国債:月間ベースで下落の見込み-FRBが資産購入拡大との観測

【記者:Wes Goodman】

10月29日(ブルームバーグ):10月の米国債価格は月間ベースで 3月以来の下落となる情勢だ。市場では、連邦準備制度理事会(FR B)が来週、景気とインフレ押し上げに向け資産購入を拡大すると見 込まれている。

インフレ連動債(TIPS)は、11月2-3日に連邦公開市場委 員会(FOMC)を控えてインフレ期待が2カ月連続で上昇したこと を示している。29日発表の第3四半期(7-9月)の国内総生産(G DP)伸び率は加速が見込まれており、FRBの成長てこ入れ策が物 価を押し上げるとの見方が強まっている。

富国生命保険の奥本郷司資金債券部長は、こうした政策はインフ レのリスクを高めると指摘。前例がないことであり、FRBがどんな 措置を講じるかを市場関係者がうかがう中で、米国債保有を減らすの は当然だとの見方を示した。

BGキャンター・マーケット・データによると、日本時間午前11 時46分現在、米10年債(表面利率2.625%、2020年8月償還)利回 りは2.66%。価格は99 22/32。2年債利回りは0.36%。12日には過 去最低の0.327%に低下した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、 10月の米国債は0.4%の損失と、下落率は3月(0.9%)以来最大。

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