米差し押さえで批判の的のウェルズ・ファーゴ、実は模範生-司法当局

米銀ウェルズ・ファーゴは、不適 切な差し押さえを調査する全米の州司法当局の批判の的になると同時 に、この問題の解決策を示した例として注目を浴びている。

ウェルズ・ファーゴは差し押さえ執行に必要な書類の一部が「義 務付けられた手続きに厳密に沿っていなかった」として、約5万5000 件で補足の宣誓供述書を裁判所に提出すると27日発表したが、オハイ オ州のコードレイ司法長官は28日、ブルームバーグテレビジョンのイ ンタビューでこの計画を批判した。一方、アリゾナ州のゴッダード司 法長官は同行が今月6日に合意したローン変更手続きについて、全米 50州で調査が進んでいる差し押さえ問題是正の模範例になるとして 期待を表明した。

コロラド州のサザーズ司法長官によれば、差し押さえ問題を調査 中の全米50州の司法長官は、週内に金融機関との協議を開始する計画。 ゴッダード長官は27日のインタビューで、調査後の解決策では住宅ロ ーン変更に関する消費者の不満に対応する必要があると指摘している。

同長官は「全米50州でしっかりと規定された判断を追求する必要 がある。それはつまり、ローンの変更手続き中に差し押さえはできな いという判断だ」と語り、ウェルズ・ファーゴが6日に合意したケース が手引きとなるかもしれないと指摘した。

同行は買収したワコビアなどの住宅金融機関が提供した変動金利 ローンが不適切だったと指摘された問題で2400万ドル(約19億円) を8州の当局に支払うほか、ローン条件を変更するなど是正措置実施 で合意した。ゴッダード長官は「ウェルズ・ファーゴの合意は素晴ら しい出発点だ」と述べた。

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