ノリタケ株7カ月半ぶり安値、通期業績増額も市場予想とほぼ同水準

ノリタケカンパニーリミテド株が 一時、前日比3.9%安の244円と3日続落。自動車業界の生産回復な どを背景に研削砥石など工具機材事業が好調で、28日に業績予想を増 額修正したが、アナリストらの予想値とほぼ同水準だった。期待値の 後退に伴う売りで3月12日以来、約7カ月半ぶりの安値を付けた。

会社側が28日の取引終了後に公表した新しい通期(2011年3月 期)業績計画によると、本業のもうけを示す連結営業利益は前回計画 比9.4%増の35億円になる見込み。前期は16億6400万円の赤字だっ た。同社は9月にも業績予想を増額修正していたが、「期末にかけて工 具機材部門やセラミック・マテリアル部門の売り上げ計上が想定を上 回った」と、同社財務部の加藤博氏は説明している。

ブルームバーグ・データによると、同社株を担当するアナリスト 3人による今期の営業利益予想の平均は34億5300万円。独立系調査 会社ティー・アイ・ダブリュ(TIW)の溝上泰吏シニアアナリスト は、「自動車関連の工具機材が伸びているほか、産業機械関連も良く、 内容はいい」と分析。ただ、全体相場が下げる中で、大きなサプライ ズもなかったため、きょうは売りが優勢となったと見ている。「地味な 会社のため、大きな材料が出て市場の注目を集めない限り、株価が変 動しにくい」と言う。

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