韓国サムスン電子7-9月は過去最高益-半導体メモリー好調

アジア最大手の半導体メーカー、 韓国のサムスン電子の7-9月(第3四半期)決算は、純利益が前年 同期比17%増加し、過去最高益となった。半導体メモリーの売り上げ 増などが寄与した。

29日の発表によれば、純利益は4兆4600億ウォン(約3200億円) となった。ブルームバーグ・ニュースがアナリスト10人を対象にまと めた調査の平均では4兆5000億ウォンと見込まれていた。売上高は同 12%増の40兆2000億ウォンとなり、7日に発表した暫定決算通りだ った。

サムスンは、韓国ハイニックス半導体に続き、スマートフォンや パソコン(PC)に用いられる半導体メモリーの需要拡大の恩恵を受 けて利益を伸ばし、主力の半導体部門が3倍増益となった。同社は10 -12月(第4四半期)について、半導体メモリーと薄型パネルの値下 がりとウォン高が利益を圧迫するとの見通しを明らかにした。

NHインベストメント・アンド・セキュリティーズのアナリスト、 ソ・ウォンセク氏は、「半導体部門が第3四半期の利益をけん引したが、 半導体の値下がりが一段と加速していることから10-12月期は利益 をこれほど支えることはできない公算が大きい」と指摘。「テレビに関 しては、10-12月期はマーケティング費用が最も重要な要素だ。同期 はこれまで常に高い費用だったからだ」と説明した。

サムスンの株価は決算発表後のソウル時間同日午前10時(日本時 間同じ)現在、2%安の74万9000ウォン。

7-9月期の営業利益は同15%増の4兆8600億ウォンで、暫定 決算と同水準。

部門別業績

この日の発表によると、半導体部門の利益は、米アップルのスマ ートフォン(多機能携帯端末)「iPhone(アイフォーン)」など の製品向け半導体の販売増に支えられ、3兆4200億ウォンに急増した。 NHインベストメントが今月予想した3兆3000億ウォンを上回った。

半導体メモリー製造で世界2位のハイニックスは28日、携帯機器 向け半導体の力強い需要を背景に7-9月期が4倍増益になったと発 表。しかしサムスンは、PC需要が「弱い」なか、半導体市場の供給 過剰が続くとみている。

サムスンの液晶表示装置(LCD)パネル部門の営業利益は57% 減少し約5200億ウォンとなったが、NHインベストメントの予想であ る3260億ウォンは上回った。

テレビを組み立てるデジタルメディア部門は約2300億ウォンの 赤字。同社は10-12月のパネル需要は「弱く」、価格競争は「厳しい」 とみている。

携帯電話部門は利益が約20%増加し、1兆1300億ウォンとなっ た。NHインベストメントの予想は1兆ウォンだった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE