クレディ・スイスが首位、消費財業界M&A助言-全体でも4位に躍進

スイス2位の銀行、クレディ・ スイス・グループが今年、消費財業界の企業の合併・買収(M&A) の助言業務ランキングで首位となっている。M&A全体でも8年ぶり に5大アドバイザーの一角に返り咲く見通しだ。

ブルームバーグの集計データによると、クレディ・スイスは消費 財関連で今年これまでに計37件のM&A助言業務を担当。その規模 は計約450億ドル(約3兆6400億円)と、全M&Aを対象にした同 行のランキングを4位に押し上げている。昨年は8位だった。同行は 今年、消費関連で最大の案件となった米コカコーラによるコカコー ラ・エンタープライゼズの北米部門買収(123億ドル)でアドバイザ ーを務めた。

消費財メーカーは利益成長を加速させるため、豊富な手元現金を 活用して企業買収を進めている。メーカーや小売業の生産ライン拡充 や高成長市場参入の動きがクレディ・スイスに恩恵を与えた。投資会 社の案件も増え始めており、英アパックス・パートナーズは3月、衣 料品メーカーのトミー・ヒルフィガーを30億ドルで売却した。

クレディ・スイスのコンシューマー・リテール投資銀行グループ の欧州・中東・アフリカ担当責任者ジェンズ・ウェルター氏は、2010 年の消費財セクターのM&Aについて「今後も既存事業の拡大を目的 にした案件や、プライベートエクイティ(未公開株、PE)投資会社 による案件、新興市場に関連した案件が中心になるとみている」と指 摘した。

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