仏サノフィ:米ジェンザイムへの買収提示額引き上げたくなる話はない

フランスの製薬最大手サノフィ・ アベンティスは、バイオ医薬品開発の米ジェンザイムの収益予想修正 などにもかかわらず、同社に対する総額185億ドル(1兆4900億円) の買収提示額の引き上げに納得していない。

ジェンザイムのヘンリ・タミアー最高経営責任者(CEO)は先 週、収益拡大予想に基づくと同社には1株当たり89ドルの価値があ るとの見方を示していた。

サノフィのクリス・ヴィーバッハーCEOは28日、決算発表後 の電話会議で記者団に対し、「かなりの量のデータが示された」とした ものの、「1株当たり69ドルの買収価格を修正する気になるような具 体的な話は何も聞いていない」と述べた。

ヴィーバッハーCEOは、1株当たり80ドルへの買収額引き上 げを否定した。ジェンザイムが他の複数の買収先候補と接触しながら もサノフィとの交渉を拒否していることについては、「わたしの見ると ころではかくれんぼでもしているかのようだ」と語った。

サノフィは今月4日、ジェンザイムに対する敵対的な株式公開買 い付け(TOB)を開始した。ジェンザイムはサノフィが先に提示し ていた提案を買収価格が低過ぎるとして退けていた。

タミアーCEOは当局への届け出で、ヴィーバッハーCEOがジ ェンザイムの買収価格として、1株当たり69-80ドルのレンジを提 示したと指摘。ヴィーバッハーCEOはこの日、そうした提案を行っ たことを再び否定。記者団に、「そのような性質のいかなる提案もして いない」と話した。

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