大和証G:7-9月42億円の赤字、3四半期連続-法人が低迷

国内証券第2位の大和証券グループ 本社の7-9月(第2四半期)連結純損益は、42億円の赤字(前年同期 は20億円の黒字)だった。法人部門が振るわなかったことに加え、株 式委託や投資信託販売などの手数料関連も悪化した。赤字は3四半期連 続となる。

大和証Gが29日に発表した決算短信などによると、7-9月期の 営業収益は前年同期比1.5%増の1072億円。株式などの委託手数料が 33%減の96億円、引き受け・売り出し手数料は25%減の53億円、投信 などの募集・売り出し手数料は17%減の72億円だった。一方、トレー ディング損益は20%増の342億円だった。

リテール(個人向け)部門の大和証券が同35%減ながら41億円の 黒字を確保したものの、ホールセール(法人向け)部門である大和証券 キャピタル・マーケッツが85億円の赤字(前年同期は9億円の赤字) と足を引っ張った。株式や債券などの引き受け・売り出し業務の低調が 響いた。

リーマン・ブラザーズのアジア・欧州事業を承継したライバルの野 村ホールディングスが海外で存在感を高めつつある中、大和証Gは三井 住友フィナンシャルグループとの合弁解消後、海外業務も含めた法人部 門の低迷が続いている。成長戦略の中で日本市場と同様に重視するアジ アのマーケットの早期開拓と実際の収益化が課題となっている。

アジア業務拡大に時間

岩本信之取締役兼専務執行役(CFO)は会見で、3四半期連続で 赤字なるなど「大変厳しい決算となった」と総括。ホールセール部門の 強化についてはアジアでの人材採用などで「ようやく少し結果が出始め たが、収益的に大きく貢献するまで至っていない」と指摘。本格的な収 益化は「年明け以降になる」との見通しを示した。

東京証券取引所の資料によると、7-9月期の1日当たりの株式売 買代金(第1部、2部、マザーズ合計)は1兆2574億円で、前年同期 に比べると17%減少した。同期間の日経平均株価の騰落率は0.1%下落 だった。

ブルームバーグ・データによれば、株式・債券の引き受けで7-9 月期の大和は、株式関連で日本板硝子の公募増資など2件、円債では55 件を獲得した。

--取材協力: 谷口崇子 Editor:Kazu Hirano

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