米国株:売り優勢、業績見通し引き下げで3Mが安い

米株式市場では売りが優勢。 通期利益の見通しを引き下げた3Mなど産業株が下げた。相場は一 時、エクソンモービルの決算が予想を上回ったことを好感し上昇す る場面もあった。

3Mは今年通期の利益が従来予想を1株当たり6セント下回る との見通しを示した。ハリバートンは大幅安。原油流出を起こした 英BPのマコンド油井の固定用にハリバートンが用意したセメント ついて、同社は4月20日に事故が起きる前の段階で安定性に問題 があることを把握していた。原油流出の原因を調査する政府の委員 会スタッフが28日に書簡で明らかにした。エクソンは世界的な燃 料需要の増大から増益となったことで買い進まれた。

S&P500種株価指数は前日比0.1%高の1183.78。一時は

0.6%高まで上げる場面もあった。ダウ工業株30種平均は12.33 ドル(0.1%)安の11113.95ドル。

ソーンバーグ・インベストメント・マネジメントの資産運用担 当者、クリフ・レミリー氏は、「ノイズが多過ぎる」と指摘。「中 間選挙や米連邦準備制度理事会(FRB)の政策、ドル下落をめぐ り不透明感が広がっている。経済情勢はまちまちだ。ファンドの期 末を意識した売りも出たようだ」と述べた。

量的緩和

FRBは債券ディーラーや投資家に対し、当局による今後6カ 月間の資産購入規模の予想やその利回りへの影響について調査を行 った。FRB当局は成長促進を図る新たな取り組みに関して、予想 される影響を判断しようとしている。

ブルームバーグ・ニュースが入手したニューヨーク連銀による 同調査は国債購入の新たなプログラムの当初の規模や、完了するま での期間で予想を示すよう求めている。また、FRBが同プログラ ムをどのくらいの頻度で再評価するかや最終的な購入規模の予想も 尋ねている。

投資家はまた、来月2日の中間選挙を控えて様子見姿勢を取っ ている。米世論調査会社ギャラップの調査によれば、投票に当たり 考慮する4要素のうち、回答者の43%が経済情勢を最重要視してい る。

3Mは5.9%安の85.07ドル。同社は通期の1株当たり利益 予想の上限を6セント引き下げ、5.74ドルとした。7-9月(第 3四半期)中に発表した買収が影響するという。

ハリバートン

ハリバートンは8%安の31.68ドル。6月1日以降で最大の 下げ。政府の委員会スタッフのリポートでは、ハリバートンが利用 を勧めたセメントがメキシコ湾での原油流出事故の一因となった可 能性があるとしている。

アップルは0.8%安の305.24ドル。携帯電話事業で競合す るモトローラの7-9月(第3四半期)決算は、利益がアナリスト 予想を上回ったほか、売上高はほぼ4年ぶりに増加した。

エクソンは0.8%高の66.22ドル。同社の7-9月(第3四 半期)決算は、純利益が73億5000万ドル(1株当たり1.44ド ル)と、前年同期の47億3000万ドル(98セント)から55%増 加した。1株当たり利益はブルームバーグがまとめたアナリスト14 人の予想平均を5セント上回った。

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