マイクロソフト7-9月:利益が市場予想上回る-法人需要で

ソフトウエア最大手、米マイクロ ソフトの7-9月(第1四半期)決算は、利益が前年同期比51%増加 し、アナリスト予想も上回った。法人顧客がコンピューターやそのプ ログラムの購入を拡大したことが寄与した。

28日の同社の発表によると、純利益は54億1000万ドル(約4400 億円、1株当たり62セント)と、前年同期の35億7000万ドル(同 40セント)から増加。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均 は1株当たり55セントだった。発表を受け、同社の株価は時間外取引 で上昇した。

事務用統合ソフト「オフィス」最新版など法人向け製品の販売が、 低調な消費者の購入を補った。マイクロソフトの決算は、半導体メー カーのインテルやテキサス・インスツルメンツ(TI)などに続いて、 消費者が電気製品の購入を先送りする中で法人需要は拡大しているこ とを浮き彫りにするものだ。

ジェフリーズのアナリスト、キャサリン・エグバート氏は「法人 市場はかなり好調だ」とし、「マイクロソフトはその市場で強固な存在 感がある。同社事業の3つの主要分野であるオフィス、サーバーとツ ール、法人向けパソコン(PC)が非常によく伸びている」と述べた。

7-9月期の売上高は前年同期比25%増の162億ドルに増加した。 アナリスト予想では158億ドルが見込まれていた。この1カ月には、 少なくとも6人のアナリストが、PC販売をめぐる懸念を背景に利益 見通しを下方修正していた。

通期の営業経費見通しは据え置き

マイクロソフトは2011年6月期の営業経費見通しを269億-273 億ドルとし、7月時点の予想を据え置いた。売上高と利益の予想は示 していない。

7-9月期は複数年契約の指標となる未収の売上高が139億ドル となり、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均137億ドルを 上回った。

マイクロソフトの株価は時間外取引で一時、3.5%高の27.19ドル。 通常取引終値は前日比23セント高の26.28ドルだった。年初来騰落率 はマイナス14%。

7-9月期業績を部門別で見ると、PC用基本ソフト(OS)「ウ ィンドウズ」を含む部門の売上高が66%増の47億9000万ドルと、U BSのアナリスト、ブレント・シル氏の予想(46億7000万ドル)を 上回った。オフィスが大部分を占めるビジネス部門の売り上げは51 億3000万ドルで、これもシル氏の予想(47億6000万ドル)を上回っ た。サーバー向けソフトの売上高でも39億6000万ドルと、シル氏の 予想(36億8000万ドル)を超えた。

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