IMF:アジア新興国の通貨上昇抑制は緊張の要因、上昇容認を

国際通貨基金(IMF)は、中 国を含む一部アジアの新興国による通貨上昇の抑制は、「為替相場の 著しい不均衡」の形成や主要20カ国・地域(G20)での緊張の一 因になっていると指摘した。IMFは28日、先週韓国で開かれたG 20財務相・中央銀行総裁会議に提出したリポートを公表した。

同リポートは、人民元を「かなり過小評価されている」と指摘、 ドルについては「米経済動向と比べると強めである」との認識を示 した。さらに経常黒字の発展途上国に対し、「本格的に」為替レート の上昇を容認するよう求めた。

IMFはこのほか、先進国は世界的に需要の源泉の移転を図れ るように、金融システムの修復が必須であると訴えるとともに、 2011年に財政赤字を削減できるよう対策を求めた。

IMFは、「多くの新興国が大規模な資本流入の管理という政策 課題に直面している」と指摘。「大規模な資本流入は対外収支の均衡 を図る上では一助になるだろう。しかし、流入する資本をどのよう に利用するのか、またさらに重要なのは、大規模な資本流入がどの 程度為替相場の上昇を伴うかによって、左右される部分が大きい」 と述べた。

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