欧州債:アイルランドやポルトガルなど周縁国債が下落-財政懸念で

欧州債市場では、アイルラン ドとポルトガルを中心に周縁国の国債が下落。財政赤字の削減に苦 慮するとの懸念が再燃した。

10年物のアイルランド国債のドイツ国債に対する上乗せ利回り (スプレッド)は一時、ユーロ導入後の最大まであと2ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)の水準に拡大した。アイルランド 政府が国有化したアングロ・アイリッシュ銀行の劣後債約6億 9000万ユーロ(約780億円)を保有する債権者グループは、劣後 債を新発債と交換するとした同行の提案に応じない方針だ。ポルト ガルのラジオTSFが伝えたところによれば、有権者を対象にした 調査では、最大野党である社会民主党(PSD)の支持率が前回の 調査から上昇。与党社会党を上回っている。

BNPパリバ(ロンドン)の金利ストラテジスト、マテオ・レ ゲスタ氏は「周縁国は非常に神経質になっており、短期的にスプレ ッドの拡大圧力が弱まることはないだろう」と分析。「ポルトガル は行き詰まりで意思決定に悪影響が出ており、市場は好ましく思っ ていない」と述べた。

ロンドン時間午後4時8分現在、アイルランド10年債の利回 りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の

6.94%。前日は32bp上げていた。独10年債とのスプレッドは 426bpで、前日から5bp拡大した。一時は452bpと、9月に 付けた454bpに近づいた。ポルトガル10年債の利回りは7bp 上昇。独10年債とのスプレッドは338bp。

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