海外投資家が4週連続で日本株買い越し、出遅れ狙う-10月3週需給

10月第3週(18-22日)の日本 株市場では、海外投資家が4週連続で買い越した。専門家の間では、 日本株の出遅れ感に着目した資金流入があった、との見方が出ている。

東京証券取引所が28日に発表した同週の投資部門別売買動向に よると、東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は 4週連続で買い越し、買越額は1163億円と前の週(876億円)を上回 った。4週連続の買いはおよそ半年ぶり。

いちよし証券投資情報部の高橋正信チーフストラテジストは、米 国のミューチュアルファンドは10月決算が多く、これらの次の決算期 に向けた動きが海外勢の買いにつながった、と見ている。「リターンリ バーサルを狙い、出遅れ感のある日本株へ打診的に資金を振り向けた 可能性がある」と、同氏は指摘した。

一方、個人投資家は4週連続で売り越し、売越額は519億円(前 の週は104億円)。逆張り志向が強いとされる個人は、相場下落の局面 では買い越すケースが多く、10月3週の日経平均株価は週間で73円 (0.8%)安と軟調だったが、実際には売り姿勢が継続した。高橋氏は、 先行きの自信低下で「押し目買い意欲が鈍っており、見切り売りに押 された」と受け止めている。

このほかの投資部門では、証券自己が813億円の売り越し、投資 信託が89億円の売り越し、事業法人が73億円の売り越し。信託銀行 が163億円の買い越し、その他法人等が81億円の買い越しなど。

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