武富士のCDS、清算価格は想定元本の14.75%-過去最低に

経営破たんした武富士を対象にした クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の清算価格が想定元本の

14.75%に決まった。武富士の清算を想定した債権の回収率の指標とも 言える清算価格は、過去の日本の清算事例の中で最も低くなり、武富士 の財務状態が厳しいとみるCDS投資家が多いことを裏付けた。

CDSとは、企業が倒産した場合などを想定し、社債や融資などの 焦げ付きをカバーするのが主な目的の金融派生商品で、購入者は手数料 を支払って元本の保証を受けることができる。9月下旬の武富士の会社 更生法適用申請を受け、国際スワップデリバティブ協会(ISDA)が 28日に清算価格を決める入札を実施した。

入札を管理するクレディテックスとマークイットが28日ウェブサ イトで開示した武富士CDSの清算価格は14.75%。仮想元本100円ご とに対して85.25円を保証主が購入者に支払って契約を終える。入札に 至った事例では3月のアイフル(33.875%)、4月の日本航空(20%) に続く3例目で、水準は過去最低となった。

マークイットなどによると、入札に参加したのは、ゴールドマン・ サックスやバークレイズ・キャピタルを含む金融機関15社。アイフル は私的整理に基づき上場を維持しながら、日航は更生法に基づき再建を 進めている。武富士は29日に上場廃止となる予定。

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