JT:今期純利益予想14%減額、円高で海外収益が目減り

たばこ販売数量世界3位JTは、 今期(2011年3月期)連結純利益予想を14%下方修正した。為替相場 の円高で海外収益が目減りする影響が大きい。

東証で28日開示した今期純利益予想は1150億円(従来予想は1330 億円)。前期比で17%減とマイナス幅が拡大する。売上高も5兆9100 億円と予想を1.2%下げた。ドル円相場を1ドル=87円と3円の円高に 修正、海外たばこが850億円の減収になり純利益を圧迫する。食品事業 の収益も想定を下回る。国内たばこはほぼ予想通りの動き。

東商で記者会見したJTの武田宗高副社長は、海外事業について 「イランを除けば想定通りで推移しており、値上げ効果もありファンダ メンタルズはしっかりしている」と述べ、為替要因で収益が減るとの認 識を示した。食品事業は業務用商品の比率が高いことから外食不振の影 響を受けたなどとしている。

武田副社長は、売却予定の複合施設「品川シーサイドフォレスト」 について、1000億円規模の取引になる見通しも示した。11月下旬に入 札、来年1月上旬に売買契約を結ぶ方針だとしている。JTはまた、た ばこ原料加工の山口県防府工場を2012年春に閉鎖すると発表した。閉 鎖に伴う社員の処遇や財務への影響については未定としている。

JT株終値は前日比3000円(1.1%)安の26万600円。13日に今 年最安値の24万6400円を付けて低迷している。

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