バークシャーのコームズ氏は運用難に直面も-危機時の投資償還で

米保険・投資会社バークシャ ー・ハサウェイの運用担当者に起用されたヘッジファンド運用者トッ ド・コームズ氏は、ウォーレン・バフェット会長が金融危機時に行っ た投資の解消に伴い、同社ポートフォリオの利回り低下に直面しそう だ。

ゴールドマン・サックス・グループとゼネラル・エレクトリック (GE)、スイス再保険の3社は2008年後半から09年初めにかけて バークシャーから受けた107億ドル(約8700億円)の出資の返済を 検討している。バフェット会長(80)とコームズ氏(39)は、3社か ら得る少なくとも10%のプレミアムに匹敵する投資機会を探すのは難 しいだろうと、スタイフェル・ニコラウスのアナリスト、メイヤー・ シールズ氏は指摘する。

バークシャー株の売りを勧めているシールズ氏は「このような利 回りは持続不可能だ」と述べ、「一部には良好なリターンが得られる ケースもあるが、同じではない」と語った。

キャッスル・ポイント・キャピタル・マネジメントで銀行・保険 株を運用していたコームズ氏をバフェット氏が選定したことは、債券 利回りが低下する中で再び株式に軸足を移しているバークシャーには 助けになるとみられる。バフェット氏は今月、「株式が債券よりも割 安であることはかなり明白だ」と述べている。

バークシャーの株主でアクアマリン・キャピタル・マネジメント 最高経営責任者(CEO)のガイ・スパイアー氏はコームズ氏につい て、「金融機関の専門家であるようだ。彼が既にやってきたことをそ のまま続ける」ようバフェット氏とチャールズ・マンガー副会長は期 待していると指摘する。

事情に詳しい関係者が先週明らかにしたところによると、ゴール ドマンは、バークシャーから危機時に受けた50億ドルの出資を返済 することを検討している。バークシャーが持つ永久優先株はゴールド マンが10%のプレミアムを付けていつでも償還できる。

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